France / Bourgogne
Chateau de Beru シャトー・ド・ベル
· Chablis terroirs de beru 2020
品種 シャルドネ
白750ml
ベル村の標高は約350mと冷涼なシャブリの中でもかなり寒い部類に入り、日夜の寒暖差はシャブリ最大といわれています。
全ての区画の葡萄を使用。
ダイレクトプレス。半々の割合でステンレスタンクとフードルを使用して20ヶ月間の発酵と熟成。
薄濁りの仄かに青みがかった黄色。
新鮮な日向夏やレモン、早生みかんを想わせる爽やかな印象に、黄柑橘のピール菓子、かぐわしい白い花々、火打石のようなニュアンスが加わります。
口に含むとシャブリらしいシャープな酸が印象的でありながら、角が取れた優しい口あたりで、熟した黄柑橘の甘やかさが舌先に留まり、弾けるような果汁感と一直線に突き抜けるようなキレのある酸が、調和しながら伸びやかに口中へと広がります。
次第に桃やパイナップル、温州みかんなどの芳醇な果実の風味が膨らみ、塩味や柑橘の内皮のようなほろ苦さがアクセントとなり、メリハリを与え、旨みの絡み合う味わいが長く続きます。今後の熟成が進むにつれて薄濁りの色合いが透明感を増し、液中に旨みがたっぷりと溶け込み、澄んだ飲み心地と果実味がさらに調和していくことでしょう。
(インポーター資料より)
Chateau de Beru / Chablis terroirs de beru 2019
シャトー・ド・ベルは、シャブリ東部の村人僅か60人の小さな村「BERU」にあり、400年の歴史を有するシャトーです。
このシャトーには、15世紀に作成された世界最古の日時計と暦が(現存するのはこちらと英国ケンブリッジの2つ)残されています。(現在でも使用可能なのはベル村の方だけで、1600年代からベル一族によって維持されています。
父親の代からワインを醸造しネゴシアンに販売していましたが、病のため栽培が出来なくなり近隣の栽培者に全ての畑を貸していました。父が亡くなってから更に10年貸していた畑は、農薬と除草剤で雑草が生えないような状態となっていました。
現当主のアテネは、2002年まで勤めていたパリの投資銀行を辞め、ボーヌの醸造学校を出るとサヴィニーレボーヌのシャンドン・ド・ブリアーユ(ビオディナミ栽培)で1年働き、自分が目指すビオロジックの基礎を作り上げます。
その後、最先端の技術を駆使してワインを造る南アフリカの生産者で1年研修。発酵温度や酵母、亜硫酸の添加に至る多くのデータを頭に入れ、加えて機械に頼る醸造を習得したアテネは、「自然なワイン造りを実践しないと真のテロワールは表現できない」との結論を持ち帰ります。
2005年にシャトー・ド・ベルを引き継ぎ、現在は実験的に1haを馬で耕し、トラクターを使用した区画との違いを調査しています。(インポーター資料より)