Germany ラインヘッセン
Christopher Barth クリストファー・バート
· Riesling 2021
品種 リースリング
白 750ml
土壌 鉄を多く含む砂岩土壌
標高 120~180m
収量 60hl/ha
手摘みで収穫後、全房プレス。
モストの60%を600Lの古樽、残りをステンレスタンクに移し自然発酵。
醸造中は一切ワインに触れず、11ヶ月間のシュールリー。
その後、ワインをステンレスタンクに移し、8ヶ月間静置。
SO2は無添加で、無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。
SO2 瓶詰め時:0mg . トータル:9mg/L
ALC 11.5%
(インポーター資料より)
程よいリースリングらしいペトロール香。張りのある酸に、芯の太いミネラル感。度数は低いが、飲みごたえのある美しいリースリング。(2025/6試飲時点)
Christopher Barth / Riesling 2021
国・地域:ドイツ、ラインヘッセン
地区:アルツァイ
代表者:クリストファー・バート
栽培面積:6haクリストファー・バートはマインツから南西に約30km下ったアルツァイに拠点を置く若手の生産者です。元々IT業界で働いていたクリストファーは、ワイン造りをしていた叔父の訃報とともに、ワイナリーを新たに発足させる決断をします。
当時、全くワイン造りに関しての知識がなかった彼は実質0からのスタートを切ることになります。アルツァイはラインヘッセンの南西に位置しており、ラインヘッセンの中でも最も標高が高い(300m)地域になります。
レス土壌、石灰岩土壌に加え、アルツァイには「メラフュール」(黒ヒン岩)という火山性土壌が存在します。クリストファーが手がける主な畑はアルツァイの西側にある区画「アルツァイァー・ローテンフェルツ」です。
斜面になっている畑の下部にはレス土壌があり、その部分にはピノ系品種が植えられ、黒ヒン岩が存在する区画にはリースリングが植えられています。巨大な石灰岩の岩盤の上に広がる「ローマーベルグ」という畑ではリースリングとシュペートブルグンダーが植えられています。アルツァイの西側にある村ワインハイムでは泥灰土や赤土の上でシルヴァーナーが栽培されています。
「メラフュール」はドイツ国内でこのアルツァイ周辺からナーヘ地方でしか見られない特殊な土壌です。この痩せた土壌はブドウ樹の成長速度を抑え、それ故果実はとても小さくなり、凝縮感と強調されたアロマがあるブドウが育ちます。この火山性土壌と砂質及び石灰岩土壌の組み合わせで彼のワインには鉱物を削って混ぜたような強いミネラルのニュアンスが出ます。
まだワイン造りを始めて間もないことから、彼は色々と試行錯誤を重ね、微調整をしながら自分が求めるワインを追求しています。彼のワインには、柔らかく牧歌的な側面と、熟成を経て顕になるスケールの大きさが共在しており、何度も手に取りたくようなワインを造ってくれます。
(インポーター資料より)