France / Normandy
Cyprien Lireux シプリアン・リルー
· Cidre - Parcimonie 2021 シードル パルシモニ
シードル 750ml
品種:主に甘みと苦みのある、ブダン、ドゥース・モエン、ドゥース・コエリニェなどの品種。そこに緊張感を与えるために、プティ・ジョーヌ、ルネ・マルタンなど酸味の高い品種。骨格を与えるために苦みの強いフレキン・ルージュ、マリー・メナールなどの品種を毎回比率を変えてブレンド。
樹齢:1990年代植樹が多い
位置:平野、なだらかな斜面、標高は高くない。
土壌:粘土石灰質
落ちたリンゴを拾って収穫。リンゴを追熟。果実を荒く破砕し、軽くプレス。果汁はステンレスタンクかグラスファイバータンクで醗酵。残糖度が約40g/Lになったら、濾過により酵母を取り除き一次発酵を止める。瓶詰め後、2か月間ほどで瓶内二次発酵が起き、泡が生まれる。発酵後の糖度は通常約25g/Lまで下がる。
ノルマンディー各地を巡り、原料のリンゴを集め造ったシプリアン初めてのシードル。キュヴェ名のパルシモニーには、”少しずつ”や”あちこち”と言った意味がある。フレッシュな果実味、繊細なほろ苦さ。香りは非常にふくよか。白身の肉、焼き豆腐、ショウガなどと好相性。
(インポーター資料より)
Cyprien Lireux / Cidre - Parcimonie 2021
土地に根差した実直な仕事、シードルリー“シプリアン・リルー”
シプリアンは、グランゼコール(高等教育機関)で商業を修めたものの「地に根差した仕事」に従事したいと考えるようになる。
ビオロジックのシードル造りをレ・サンク・オテルの醸造長、エティエンヌ・フルネに師事し、弱冠24歳にしてシードル造りの道を歩むことを決めた。
もともと家族で所有していた小さな果樹園に加え、近隣の放置された果樹園からもリンゴを購入しているが、それらの果樹園はどれも耕作放棄された果樹園が多く、高齢の所有者達の門戸をひとつずつたたいて回り交渉をし、シプリアンの手で剪定などの管理から収穫までを行っている。
リンゴ樹の仕立ては植密度が低く仕立ても高い、オート・ティージュと呼ばれる伝統的な仕立て。収量は少なくなるが、植え付け間隔が広く農薬の散布回数も少なく済み、リンゴ樹へのストレスも少ないことから、リンゴ樹の寿命も長くなるとのこと。
醸造添加物の使用はなく、一次醗酵終了後の濾過により一度醗酵を止めて瓶詰。2020年の初VTから透明感と甘み、微妙な複雑さ、そして収斂味とバランスの良いシードルを造り上げた。
(インポーター資料より)