Italy / Friuli Venezia Giulia
Damijan Podversic
·Pinot Grigio 2019 DOC
品種 ピノ グリージョ 樹齢30~40年
750ml 白(スキンコンタクト)
そして昨年に引き続き、今回もピノ グリージョはDOCの申請をパスしてのリリースとなりました。「唯一残念な点といえば、昔のように2つのヴィンテー
ジを混ぜることができない事」、そう話すダミアン(DOC の規定上、単一ヴィンテージしか認められません)。
今回は 2019 がリリースとなります。ピノ グリージョだけ他のワインよりも早くリリースしているダミアン。それは、リボッラやマルヴァジーアの様に、「貴腐の恩恵」を得られない。そして同様の 長いマセレーションに、あまり向いていないと考えており、「そのブドウに適した方法と時間をかけた」結果だといいます。
完熟を迎えると、白ブドウには見えないほどに色付き、まるで黒ブドウのように変貌。そのことからも、他の白ブドウとは全く異なるアプローチで造られるピノ グリージョ。果皮と共に約1カ月の醗酵を行い、ロゼに近い色合いを持ったワイン。
2019年は日照に恵まれ、果実・フェノールの熟成が素晴らしかったヴィンテージ。果皮まで良く完熟したピノ グリージョは、果実味、 酸、熟成香ときれいにバランスが取れた味わい。貴腐の影響がない事がネガティヴに働くことなく、むしろ明るさとストレートな美味しさ、現時点ですでに完成している印象。単一のヴィン テージでありながらも、他の白ブドウに見劣りしない、素晴らしい味わいを持っております。
収穫を可能な限り遅らせる完熟したブドウを収穫。除梗して 果皮・種子と共に約 1 か月の醗酵。圧搾後、大樽にて 18 か月、瓶内にて 12 か月の熟成。 諸々の事情から、今回も DOC の認証を通ったピノグリージョ。非常に完熟した 2019、果実 味と酸のバランス、ワインとしての完成度のたかさを感じます。畑の面積が少ないため、入荷 量は他の白よりも少なくなります。
(インポーター資料より)
Damijan Podversic / Pinot Grigio 2019
樹上での成熟を追求し、貴腐化するほど成熟したブドウを収穫、大樽での長期間に及ぶマセレーション(果皮浸漬)という手法によって、ブドウのすべてを表現したダミアンのワイン。オスラヴィエのJosko Gravnerヨスコ グラヴネルとの出 会いから多くを学んだダミアン、「技術的なことだけでなく、より内面的な部分の方が自分にとって大きかった」と話す。モンテ カルヴァーリオにある高樹齢の畑を手に入れ、1998年より醸造を開始。畑では年により必要最小限の銅と 硫黄物を使うのみで、一切の肥料、薬品類を使用しない。春から夏にかけての徹底した除葉と摘房、果実の収量制限、そして収穫は樹上に極限まで残し熟成を促す。結果、収穫は10月中旬以降、雨が少なく条件が整った場合は 11月に至ることも少なくない。コッリオ周辺特有の湿度の高さは、一定の条件を満たすことで、ボトリティス ノービレ(貴腐)の恩恵を受けることができる。そうしてボトリティスをまとった白ブドウを収穫。畑での徹底的な追及と作業の過酷さは、どんな造り手にも引けを取らないだろう。 貴腐化した果実を含むため、非常に厳しい選果を行ってから除梗。縦型の開放式大樽の中にて果皮と共に醗酵。大樽にて36か月、瓶詰め後12か月の熟成。モンテカルヴァリオの持つ強烈なミネラル感、完熟し た豊かな果実、そして全く失われることのない骨太な酸、ここにボトリティスの恩恵を受けた彼のワインは、豊かさと旨みはもちろんの事、他のいかなるワインとも異なる個性を持つ。
(インポーター資料より)