Italy / Friuli Venezia Giulia
Damijan Podversic ダミアン
·Ribolla Gialla 2019 リボッラジャッラ
品種 リボッラジャッラ
750ml 白(オレンジ)
2019 年は春先の遅霜、収穫前に雹の被害を受けました。生産量は例年よりも少なくなったものの、バランスの良い天候と収穫前の乾燥と気温差によって、種子だけではなく梗まで 完熟し、非常に洗練された2019ヴィンテージ
以前ダミアンが語っていた言葉ですが、「ヴィンテージの特徴は 1 年間の気候に左右されるものではない、収穫前 1 カ月間の気候(気温差、雨、日照)によって色付けされる」。
2019 年は一般的にはそれほど暑くなく、バランスの取れたヴィンテージですが、収穫前の 1 カ月は 日照に恵まれ非常に乾燥していたことで、果皮が成熟しフェノールの熟成がよく見られた年。
その分湿度が上がらず、貴腐の影響があまり見 られなかった年でもあります。
ダミアン曰く、「貴腐の多いヴィンテージは複雑さ、奥行きを強く感じる。対照的に貴腐が少なく日照に恵まれた ヴィンテージは、果実の成熟・凝縮が強く、表情豊かで、ポジティヴさを持つ。」、相反しつつも、それぞれ異なった魅力を持っているダミアンの ワイン。
彼が栽培するブドウの中で、最も収穫の遅いリボッラ ジャッラ。8月の雹によって収穫量が減ってしまったものの、残ったブドウは非常 に健全な状態で成熟し、果皮や種子だけでなく、果梗まで栗色に変わるほどの熟成を見せた 2019。さらに昼夜の気温差によって酸も豊富 な状態で収穫を迎えたといいます。そして何よりこの2019から、彼の畑のあるモンテ カルヴァリオ、畑の隣に建てたカンティーナで醸造。
全体に感じる透明感とエレガントさ、これまでのダミアンを悪く言うつもりはないですが、明らかに異なること透き通った印象に本当に驚かさ れました。この味わいを知っていただくと、やはり醸造する場所や設備の大切さに改めて気づかされます。
1998 年から始まり、20 年を経て ようやく自身のカンティーナを手に入れたダミアン。「ようやく自分の夢が一つ叶った」そう感慨深い彼の表情に、嬉しくなります。そしてこれから さらなる進化を見せるダミアン、その序章ともいうべき 2019。ぜひ皆さんに体感していただきたいワインです!
樹齢 20~40 年。収穫を可能な限り遅らせることで、最大限に成熟し た果実。果皮の成熟、徹底して選果を行い収穫。除梗して果皮・種子と共に 3 カ月、圧
搾後、大樽にて 36 か月、瓶内にて 18 か月の熟成。 雹害によって収穫量を失ったものの、果皮や種子だけでなく果梗までの成熟を見せた
2019。全体に感じる透明感とエレガントさ、幅の広い複雑な余韻を持つリボッラ。
(インポーター資料より)
DamijanPodversic / Ribolla Gialla 2019
果実の完熟は果皮でも糖度でもなく、「種子の完成」と考えるダミアン。樹上で貴腐化するほど成熟したブドウを収穫し、大樽での長期間に及ぶマセレーション(果皮浸漬)によって、果 実のすべてを表現する彼のワイン。その背景には膨大な畑での作業はもちろん、収穫量を削り、樹上での完熟を極限まで待つ。「妥協のないこだわり」によって収穫されたブドウが不可 欠。「ワインを造るより、ブドウを収穫するまでが一番難しい」そう語るダミアン。2015 の完売より、長らくお待たせしておりました。2016 ヴィンテージが春に無事に入港。十分な休息期 間を置きまして、今月より出荷させていただきます。日照に恵まれた 2016 は、豊かな果実味とヴォリューム感、それでいて酸のバランスが取れた、表情豊かでストレートな旨味!貴 腐よりも果実が前に出た、「華やかさ」を感じるヴィンテージです。