Italy / Trentino-Alto Adige
Floribunda フロリバンダ(エッゲル フランツ)
· Sidro 2022
原材料:リンゴ(ゴルドラッシュ,トッパス)樹齢 20 年
シードル 750ml
2022 は水不足の影響でリンゴの糖度が非常に 高くなったヴィンテージ。
すべての「基本」、であるリンゴだけで表現されたシンプルなシードルこそが、フ ランツやマダレーナが一番重点を置いている部分なんですよね。いや、もう、、鉄板の味わいと言ってもよいのではないでしょうか?
2022 年は猛暑で乾燥したヴィンテージ。例年に比べ、トッパスが非常に完熟し糖度高くなったこともあり、一番完熟したトッパスをベースにして造ったと話していたフランツ。「リンゴだけで表現するからこそ、素材となるリンゴは最も高品質のものを使う」、彼のこだわりを感じるシードルです。
味わいについてはもう、、非の打ちようがありません!フレッシュなリンゴ本来の香りや果実を大切にした、軽やかで均整の取れた味わい。醸造についても 2次醗酵の際にカンティーナの扉を開け、冷たい外気を取り込んだ結果、いつもより長い時間をかけてゆっくりと醗酵が進んだといいます。結果、非常に繊細で 複雑な味わいになったと話すフランツ、、毎年研究を欠かさない彼だからこそ造れる魅力的なシードルです!
収穫後、破砕・圧搾。小樽(バリック)にて緩やかに醗酵を行う。遅れて収穫したリンゴを圧搾、果汁を加 えてボトル詰め、瓶内 2 次醗酵。SO2 を一切添加しないリンゴのみで造り上げたシードル。2022 年はトッパスが中心となります。
(インポーター資料より)
Floribunda / Sidro 2022
膨大な知識量と創作意欲をそのまま具現化した、オリジナリティ溢れる瓶内2次醗酵シードル
植物学者として大学に勤務し、植物を主体に自然環境、菌、酵母を専門に研究してきた経歴を持つフランツ エッゲル。アディジェ川のほとりにある彼のリンゴ畑、土地は水はけのよい砂質、粘土質(トゥーフォ土壌)。植物学の知識と経 験をもとに、農薬や化学肥料が当たり前と言われるリンゴ栽培を180度転換、無農薬、無肥料栽培を実践。リンゴは、酸が強く糖度が上がりにくい品種のため食用よりシードルに適していること、収穫量を抑えて果実の密度を上げること で、十分な糖度とバランスを持った収穫へたどり着く。 自ら収穫したリンゴを用いたシードルの醸造についてもほとんどが独学。探求心の強いフランツはフィルターの使用をやめ、オリ引きの回数を減らし、オリによって原酒が守られる状態(シュール・リー)を維持する事で、完全にSO2の添加を 行わない瓶内2次醗酵のシードルを造りだす。オリとともに保管することで、原酒自体が守られる=酸化に対して抵抗を持つ、という考えのもと造られたシードル。シンプルにリンゴだけで造ったものはもちろん、リンゴと一緒に収穫されるカリ ン(mela Cotagna)を加えたものや、リンゴ果汁にサンブーカ(Sambuca=ニワトコ)の花を加えて一緒に醗酵させたものなど、、、彼の創作意欲には驚かされてしまう。。リンゴの果汁のみで醗酵しきった爽快さ、そして全く嫌みのない香りと、 心地よくも繊細な味わい。歴史や伝統にはないものの、フランツのこだわりの栽培・醸造観念によって生まれた、個性豊かな素晴らしい味わいのシードルです。
(インポーター資料より)