Italy / Trentino-Alto Adige
Floribunda フロリバンダ(エッゲル フランツ)
· Sidro con Menta 2023 スィドロ コン メンタ
原材料:リンゴ(ゴルドラッシュ 80%、トッパス 20%)、ミントの葉 1%、樹齢 20 年
シードル 750ml
「ミントのフレッシュな香りを失わずに、シードルに残すのがとても難しい」、そう話していたフランツ。2022 年からは自分の畑のあるミント以外にも、標高 1000m を越えた土地にあるミントもブレンド(奥さんの実家の庭だそうです )。
フランツ曰く、「高原に叢生している ミントは、土壌の違いもあり香りがシャープで非常に強い」。ミントを加える方法やタイミング、バランスを考え直し造られた今年のメンタ。また昨年を越える素晴らしいクオリティとなりました!
収穫後、 破砕・圧搾。醗酵が始まるタイミングで、同じく畑に自生しているミントの葉を加え醗酵。遅れて収穫したリンゴを圧搾、果汁を加えてボトル詰め、瓶内 2 次醗酵。スボ ッカトゥーラ(オリ抜き)せずにリリース。SO2 完全無添加。リンゴの甘い香りとミントの清涼感が高相性の組み合わせ。
(インポーター資料より)
Floribunda / Sidro con Menta 2023
膨大な知識量と創作意欲をそのまま具現化した、オリジナリティ溢れる瓶内2次醗酵シードル
植物学者として大学に勤務し、植物を主体に自然環境、菌、酵母を専門に研究してきた経歴を持つフランツ エッゲル。アディジェ川のほとりにある彼のリンゴ畑、土地は水はけのよい砂質、粘土質(トゥーフォ土壌)。植物学の知識と経 験をもとに、農薬や化学肥料が当たり前と言われるリンゴ栽培を180度転換、無農薬、無肥料栽培を実践。リンゴは、酸が強く糖度が上がりにくい品種のため食用よりシードルに適していること、収穫量を抑えて果実の密度を上げること で、十分な糖度とバランスを持った収穫へたどり着く。 自ら収穫したリンゴを用いたシードルの醸造についてもほとんどが独学。探求心の強いフランツはフィルターの使用をやめ、オリ引きの回数を減らし、オリによって原酒が守られる状態(シュール・リー)を維持する事で、完全にSO2の添加を 行わない瓶内2次醗酵のシードルを造りだす。オリとともに保管することで、原酒自体が守られる=酸化に対して抵抗を持つ、という考えのもと造られたシードル。シンプルにリンゴだけで造ったものはもちろん、リンゴと一緒に収穫されるカリ ン(mela Cotagna)を加えたものや、リンゴ果汁にサンブーカ(Sambuca=ニワトコ)の花を加えて一緒に醗酵させたものなど、、、彼の創作意欲には驚かされてしまう。。リンゴの果汁のみで醗酵しきった爽快さ、そして全く嫌みのない香りと、 心地よくも繊細な味わい。歴史や伝統にはないものの、フランツのこだわりの栽培・醸造観念によって生まれた、個性豊かな素晴らしい味わいのシードルです。
(インポーター資料より)