France / Languedoc
Fontedict フォンテディクト
· Coulisses 2019 クリス2019
品種:カリニャン
赤750ml
深紅の色合い。
グレナデンのような凝縮感のある赤い果実の香りに、レーズンやドライプルーンなどの黒系果実のドライフルーツのニュアンスが混ざり合う果実香に、黒糖や醤油のようなコクを感じさせる香りが仄かに加わります。色合いや香りの印象からミディアムスタイルのイメージを抱かせますが、香りからも果実の緻密な様子や奥深さがしっかりと伝わり、これは彼のワインに共通しているように感じます。軽く負担のないしなやかなタッチで、舌に解けていくように広がっていきます。
可愛らしい赤い果実の風味と黒系果実のドライフルーツの充実感が絡み合うきめ細かいエキスのしっかりとした果実味に、キュッと引き締まるようなカシスやブルーベリーなどの小気味良い果実の酸と僅かな酢酸がバランス良く感じられ、輪郭を与えるように全体を整えています。
若々しさとしっとりと落ち着いた面や奥行きを兼ね備えており、更にこの先の熟成で繊細で上品な印象に拍車がかかり、複雑で魅力に満ちた味わいが引き出されていくことと期待が湧きます。
(インポーター資料より)
Fontedicto / Coulisses 2019
ベルナール・ベラッセン(フォンテディクト)
ベルナール・べラッセンの父親はチュニジアでイチジクの蒸留酒(ブッハ)を醸造する家庭、母親はイタリア・パンテレリア島のワイン生産者の家庭に生まれました。ベルナールはチュニジアで1951年に生まれ、10歳の頃にフランスのペルピニャンに移り住みました。その頃、父はベジエとナルボンヌ辺りの平地の畑で、馬やロバを使い耕作し有機栽培でジュースを造っていました。
幼い頃から自然と目にしていた農法、また、学生時代にマクロビのレストランでアルバイトをしていた影響などもあり、彼がワインを醸造するにあたって馬を使っての有機栽培は自然な流れでした。当時、他の生産者からは時代遅れと笑われることもありましたが、シャプティエが興味を持ち、彼の所に教えを乞うほどでした。今も変わらずの姿勢で栽培・醸造に取り組んでいます。