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Italy / Emilia Romagna

Il Farneto イル ファルネート

· Frisant Bianco 2022

品種 スペルゴラ90%、ソーヴィニヨン ブラン10%

白微発泡 750ml

 

樹齢10~15年。除梗せずに圧搾、果汁のみで野生酵母による醗酵を促す。

 

冷蔵保存していたスペルゴラのモスト (果汁)加え、再び醗酵が始まってからボトル詰め。春先の気温上昇を利用して瓶内 で醗酵を終える。オリぬきせずにリリース。

 

キレのある酸と豊かな果実、フレッシュでいて味わい深いフリッツァンテ。

 

2022年 は 21 年に続き夏場に雨が全く降らないヴィンテージでしたが、かえって病気やカビの被害が少なく、21 年ほど収穫量が減ることもなかったと語るマルコ。出 来上がったワインも、凝縮というより果実と酸のバランスが良い、すでに飲み頃と呼べる状態です!

(インポーター資料より)

Il Farneto / Frisant Bianco 2022

¥2,970価格
消費税込み
  • レッジョエミリアとモデナの中間、南側に位置するカステッララーノの町。全くゼロの状態からこのワイナリーを スタートさせたマルコ ベルトーニ、彼には決して譲れないこだわりと強い意志があった。
    2000 年、町はずれの丘陵地(Collina)、第二次大戦前にはブドウ畑が広がっていた土地でありながら、現在 は放棄地とされている土地を手に入れたマルコ。標高 250m の緩やかな斜面は、 昼夜の寒暖差、そして強い粘土質、乾燥した風とまさに恵まれた環境が整って いた。元来ブドウ農家ではなかったマルコ、しかしながらサッスオーロの町で幼い 頃から見てきたワイン造りに強い憧れを持ってきた。地域伝統のランブルスコ、 そして彼が最も魅力を感じていた地酒ともいえるベスメイン(マルツェミーノの古 い呼び名)、そしてスペルゴラ。2001 年より、段階的に植樹を行い、現在 8ha。 黒ブドウはマルツェミーノ、カベルネ、ランブルスコ、グラスパロッサ。白ブドウはス ペルゴラ、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネを栽培。効率を考えた近代的な農業 を嫌うマルコ、あくまでも手作業を中心とし、ビオディナミ式の農業を取り入れつ つ、自然環境を尊重した循環型の栽培を追求。畑では一切の農薬、肥料(堆肥 さえも)を使用せず、ボルドー液についても、畑を開始した 2001 年より 1 回も使わ れたことがないことに驚かされる。「この年は元来湿度の問題が全くと言っていい ほど起きない、そのためカビの問題が起きる心配がないんだ。」そう話すマルコ。 使用されるのはビオディナミ式の調剤を中心に、ハーブの煎じ液とごくわずかな 硫黄物のみ。強い粘土質のため、緑肥と数年に一度土地を好転する必要はあ るものの、それ以外は全くと言っていいほど、手をかけない(不必要な剪定や除 葉、選果も行わない)と語るマルコ。「自分にとってマルツェミーノやスペルゴラは、 とても身近なワインだった、それこそ常にテーブルにある、そんな存在。だから無 為に凝縮したワインを造ることよりも、当時当たり前にあった景色。伝統を残して いきたいんだ。」そう話す彼。あくまでもテーブルワインとしての存在を求める、反 対を言えばそんな当たり前の事さえなくなりかけている現実に、逆らうこと。これこ そが彼の揺るぎない信念ともいえる。 醸造においては、少なからず温度の管理はするものの、不必要な酵母添加を行 わず、ごく最低限の亜硫酸を使用するのみ。「ここ最近、ようやく品種として確立 されたスペルゴラというブドウ、結実のまばらさと、粒の小ささ。そして最も特徴的 ともいえる強い酸を持ったブドウ。」、梗の部分まで完熟させたスペルゴラは除梗 せずにそのまま圧搾。果汁のみの状態で醗酵を行い熟成。2013 年よりリリース されたフリッツァンテは、醗酵が終わったのちにボトル詰め。スペルゴラから造っ たモストコット(煮詰めた果汁)を少量添加し瓶内二次醗酵を行う。その後スボッ カトゥーラ(オリ抜き)せずにリリース。

    マルツェミーノは屋外にある大型のセメントタンクにて約 2 週間のマセレーション (果皮浸漬)、野生酵母による醗酵を促す。圧搾後春まで、外気の寒さを利用し てオリ引きを行う。使い古した木樽(500L)に写し 12 か月の熟成。酸が非常に デリケートで、栽培の難しいとされるマルツェミーノでありながら、驚くほど純粋で 直観的な味わい。そして、すべてのワインに共通する骨太な酸と果実的な雰囲気。醸造的な未熟さを埋めるのに十分な素材のよさ。素晴らしい信念と情熱を持った造り手の一人(インポーター資料より)

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