Italy / Veneto ヴァルポリチェッラ / ネグラル
L’Arco ラルコ
·IGT Rosso del Veronese Pario 2019 パリオ
品種:コルヴィーナ55%、ロンディネッラ35%、モリナーラ7%、クロアティーナ3%
赤 750ml
植樹:1960年代~2000年代
位置:標高90~100m 土壌:粘土石灰質
ヴァルポリチェッラ用のブドウには短いアパッシメントをかけ、若干凝縮をさせ、ステンレスタンクで醗酵。大樽で醗酵中に、同VTのアマローネとブレンドし、合計24カ月以上大樽で熟成させる。
アマローネとヴァルポリチェッラのブレンド比率は1:1で、同量(=ラテン語でパリオ)である。ヴァルポリチェッラ用ブドウはフレッシュを損なわない程度に、アパッシメントする。また、アマローネともブレンドするので、凝縮感はかなりあるが、その分、樽熟成も瓶熟成も長い。しかしエチケットの色通り、リリース直後はワインの色合いも明るく、味わいも同様に明るく赤い果実を感じさせる。
(インポーター資料より)
L’Arco / IGT Rosso del Veronese Pario 2019
ラルコについて
ヴェネトで、誰よりも“神話的生産者”との讃辞にふさわしい、クインタレッリ。ルーカ・フェドリーゴは、この巨匠に長年ブドウを販売していた栽培農家に生まれ、14歳からクインタレッリのもとで働き、巨匠の身近で栽培醸造を学んだ。その後独立し、畑を購入しワイナリーを建て、1998年に初VTをリリース売する。アマローネにおいては90日前後の長期のアパッシメントし、熟成もスラヴォニアオークの大樽熟成。栽培と醸造の両方において、徹底して伝統的。ただし栽培と醸造を学んだ、クインタレッリがそうであるように、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン、メルローのフランス系品種にも可能性を見いだし、ルーカなりの醸造で、ルベオという同地としてはユニークな構成のワインを造り出している。近年、2014年を境にラルコが造るワインの質が著しく上昇し、当主ルーカに「ジュゼッペ・クインタレッリの再来」との過褒までも寄せられ始めている。
(インポーター資料より)
「この地上に類を見ない、厳かな赤ワイン」とM・クレイマーが称賛する、アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラの産地。
しかし、その中核品種で45~95%の使用必須とするコルヴィーナは、通常は「比較的軽くフルーティな赤ワインを生む」品種。
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラはブドウを陰干し(=アパッシメント)後に醸造し、重厚・深遠な味わいを生む。このアマローネと、残糖を残した濃厚な甘口のレチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラが、栄光の伝統を築く。
また、歴史あるリパッソ製法も近年復興。これはアマローネの搾り滓と共にワインを発酵させたもので、濃厚で強壮なワインとなる。陰干し工程を経ないDOCヴァルポリチェッラは、軽やかな味筋で日常の食卓に寄り添う。生産地域はヴェローナの街のすぐ北側、東西約26kmに広がる丘陵地帯が中心。中でもその西端、標高150~500mに至るヴェルポリチェッラ・クラッシコ地区が、「あらゆる意味でイタリアで最も将来性ある産地」とは、J・ロビンソンの見解である。(インポーター資料より)