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France / Savoie

La Vigne du Perron【Francois Grinand】ラ・ヴィーニュ・デュ・ペロン/フランソワ・グリナン

·Ermitures 2022 エルミチュール

品種  Gamay 

赤 750ml 

 

砂まじりの粘土石灰質土壌で樹齢約40年の葡萄。全房で3週間マセラシオン。全体の60%は600Lの樽、残り40%をジャーで18ヶ月間の発酵と熟成。瓶詰め前にブレンド。

仄かに紫がかった中程度の赤色。カシスやレーズン、カレンズなどのドライフルーツ、赤紫蘇、熟した黒葡萄を想わせる甘やかな香りが混ざり合い、グラスから豊かに立ち上ります。香りからの印象では少しねっとり感のあるドライフルーツのコクや甘みが想像されますが、口に含むと雑味のない清らかなミディアムタッチで、赤い果実の果汁感を想わせる瑞々しさに驚きます。僅かに感じられる揮発酸が、優しい甘さを伴うやや重心の低い充実した果実味を引き締め、全体に心地よい張りをもたらします。ほどよい緻密さを備えた果実味と上品な佇まいが調和し、旨みが余韻に長く残る仕上がりです。この先の熟成により、赤い果実の繊細なニュアンスやエレガントな様子がさらに引き出され、しなやかなで奥行きのある印象が一層深まることでしょう。

(インポーター資料より)

 

 

La Vigne du Perron【Francois Grinand】/Ermitures 2022

¥8,470価格
消費税込み
数量
在庫残り1点
  • フランソワ・グリナン(ラ・ヴィーニュ・デュ・ペロン)

    リヨンから北東に1時間ほど行ったところにあるサヴォワ地方で、父の畑を受け継ぎフランソワ・グリナンが1998年にスタートしたドメーヌ。

    4種類のワインのうち、ルーセットとピノ・ノワールは、ヴィル・ボワ村にある自社畑のものです。
    ガメイとシャルドネは、有機栽培されたぶどうを買っていますが、4つ全てを合計しても2.6Haと少ない生産量です。
    ナチュラルワインを造り始める前は、ピアニストだったグリナン氏。古くて小さな醸造所をきちんと改装しているあたりは、氏の人柄が表れています。勿論ワイン作りもとても丹念です。

    栽培・醸造

    ヴィル・ボワ村は山間部へと続く渓谷にあるため、ぶどう畑は標高約250mの斜面に点在します。
    この地は夏でも夜間は冷涼な風が吹くため、ワインにフレッシュ感が生まれます。
    ピノ・ノワールが植わる「レ・ゼタップ」の区画は、コート・ロティの畑のように歩くのでさえ大変な急斜面。畑の周りは季節の草花が、絨毯のようにさまざまな色の花を咲かせています。

    醸造面では培養酵母や酵素は使わず、補糖や清澄、濾過もしません。
    現代では当然となった醸造技術や人的介入を控えたワイン造りをするには、有機栽培で育てた健全なぶどうが必要です。例えば合成化学物質の農薬を使ったぶどうには野生酵母が少ないため、酵母添加しなければ発酵が安定しない場合があります。有機栽培のぶどうは野生酵母の数が多く活力があるため、作柄が不安定な年でも問題なく発酵が進んでくれるようです。

    また、亜硫酸を使わずに発酵から熟成まで進めますが、できる限り空気と接触させずに造る必要があるため、ワインが還元状態に陥る可能性が上がります。その可能性を下げるためには、ぶどうが育つ段階から考えなければなりません。堆肥が多すぎると地中の窒素量が増えて還元しやすくなりますし、反対に少なすぎると発酵の妨げになってしまうようです。

    AOC法では2009年から「AOC Vin de Bugey」を名乗れますが、それを用いずVDTにすることに決めました。(インポーター資料より)

     

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