Italy / Lazio
Le Coste レコステ
· Litrozzo Rosato 2023
品種 アレアーティコ主体、サンジョヴェーゼ、メルロー
ロゼ 1000ml
今年もようやく到着しました、暑い季節に喉を潤す最高の飲み心地!
「リトロッツォ」2023ヴィンテージ。ジャンマ ルコ曰く、「土地やブドウを表現するものではなく、飲み心地を追求したワイン」。
レ コステの畑のブドウを使うのでは なく、周辺のブドウ栽培農家、特に有機・無農薬に取り組む若い栽培農家より、市場よりも良い条件で引取ったブド ウから造られています。自分たちの幸せや利益だけでは地域の農業、食文化を守り続ける事はできない。レ コス テのフィロソフィに賛同してくれるブドウ栽培農家と協力し、造られているリトロッツォ。
2023年は5~6月の長雨の影響で、花ぶるいやベト病が蔓延したヴィンテージ。周囲では例年の70~80%を失ったり、採算が取れず収穫そのものを諦める造り手も多い中、収穫量 としては例年の30%ダウンという結果に、「決して良いとは言えないけど、畑での細やかな仕事の違いがはっきりと見えた1年だった」、と話すジャンマルコ。
ロザートはアレアーティコを数日マセレーション(果皮浸漬)したモストがベース。
サンジョヴェ ーゼとメルローは直接プレスして果汁だけで醗酵。
こちらも今年は酸の美しさと香りの繊細さ、揮発酸というよりも果実由来の酸を感じます。例年の「攻めた印象」よりも、少しトーンを抑え た優しい印象のロザート。
アレアーティコのみ短時間果皮と 接触、サンジョヴェーゼ、メルローはプレスした果汁のみ加えて醗酵。フレッシュで心 地よい果実味と香りの強さ、飲み心地の良さ。
(インポーター資料より)
Le Coste / Litrozzo Rosato 2023 1000ml
ジャンマルコ アントヌーツィ、彼ほど合理的かつ感性的な造り手に出会ったことはあっただろうか。ヴァレンティーニやシュレール、、、愛する造り手のワインを飲むうちに、自らワインを造りの道を選んだジャンマルコ。フランスのヴァンナ チュール生産者の元で働きながら学び、帰国後2004年より祖父の住むラツィオ北部、グラードリのブドウ畑より栽培、ワイン造りを開始した。なぜフランスで学んだか?それは「自分が最も好きなワインの造り手達がいたから」、奔放なよう で非常に真剣、強すぎる情熱はすべて畑に、カンティーナに向けられている。驚くほど多種類のワインもすべてがシンプルに表現し続けた結果、愉しみのあるワイン、そしてたくさんのメッセージが込められている。 カルデラ型の湖ラーゴ ディ ボルセーナの畔。周辺の土壌は火山礫、凝灰岩、顆粒状の石が積み重なり形成されている。砂質、火山性の堆積物、特に鉄分が多く、石灰質と共にブドウに特徴的なミネラルを与えている。標高は350m ~450mの間に位置し、祖父の畑や周囲の小さな放棄地を寄せ集めた2ha(樹齢が非常に高い)と、2004年に彼が手に入れた3haの土地「Le Coste」。その他、少しずつ土地を買い足し、現在は合計8ha。畑では農薬はもちろん、堆肥 なども一切使わない農法を徹底。畑ではブドウ樹だけを栽培するのではなく、自家消費用に野菜やオリーブ(一部は販売用にも生産)、果実を混植。単一的な環境ではない、より多様性のある畑、自然環境に近づける努力を惜しまな い。「Le Coste」の畑は植樹から仕立て、手入れまで、一切の妥協なく≪最高のブドウ≫を収穫することのみを考えた畑。まだ15年に満たない樹齢でありながら、高樹齢の畑以上の良質なブドウを付ける。樹齢が古いという事はもちろん 大切だが、健全に年を重ねてきたかも大切。樹すべてを把握し、樹勢から結実、果実の状態まですべてを見てワインを造る。彼の醸造はカンティーナではなく畑でもう始まっている。
レ コステのフィロソフィともいえる、醸造からボトリングに至るまで、一切の薬品類、温度管理、清澄、ろ過を行わないワイン造り。細かく分かれた畑から収穫されるブドウはそれぞれ、果実の密度、味わいの構成、いわゆるテロワール(土地) のキャラクターが違う。その違いを最大限に表現して造るため、ベース的なワインを除き、Cruごとに造られている。ポテンシャルを秘めたブドウには最大限の追求(挑戦)を、また日常的なワインには毎日飲んでも飽きることのない心地よ さ、愉しみを持ったワインにと、多様な中にもはっきりと個性を秘めたワイン。そしてすべてに共通しているのは、「異常なほどの飲み心地」。自由さを持ちながらも、ゆるぎない覚悟を持ち、挑戦をし続ける最高の造り手。(インポーター資料より)