France / Loire
Les Grandes Vignes レ グランド ヴィーニュ
Pin’eau de la Loire 2022
品種 シュナンブラン
白 750ml
シスト、クォーツの混じった土壌で、平均30ha/L。
瓶詰時もSO2は無添加。
手摘みで収穫し、ダイレクトプレスを行う。その後マロラクティック発酵を行い、タンク内で熟成。
暑い年であった2022年は少し残糖を感じたため (7g/L)、今回のみ極軽いフィルターをかけてから瓶詰め。(2022年11月)
麦わら色の外観。コンフィチュールの様な煮詰めた南国の果実の香りと蜜の様な香りが立ち昇り複雑さを感じさせます。徐々にフレッシュハーブの香りが感じられるようになり、香り自体にピンと芯のある風格を感じさせます。
味わいは洋梨やパイナップル、パッションフルーツの様な黄色系の果実が全面に出たフルーティーさがありながら、柑橘の白い薄皮のようなほろ苦さが良いアクセントとなり、程よい酸が全体を引き締めています。全体として熟度のあるシュナンブランに仕上がっており、いかにも良年らしい仕上がりになっています。
翌日以降は不安定になる事も無く、味わいに更なるまとまりが出て、より深化した味わいへと変化していきます。
提供温度は10~12度程度で、白いフルーツや白カビ系チーズや鶏、豚などの白身系肉料理との相性は抜群です。(インポーター資料より)
Les Grandes Vignes / Pin’eau de la Loire 2022
ドメーヌのオーナーであるヴァイラン家は17世紀以来、代々この土地を受け継ぎ、ワイン造りに全力で取り組んできました。ある時までは、普通のクラシックなワインを造っていましたが、
ビオディナミのサロンでラ フェルム ド ラ サンソニエールのワインを飲み、衝撃を受けます。
「我々もこの様な素晴らしいワインを生み出して行かなければ!」と一念発起し、2008年からビオディナミに転換し、家族全員で実践しています。
彼らがビオディナミで栽培している畑は50haに及び、その広大な畑には様々な特徴を持った区画があり、片岩質、石英、キンメリッジ、砂質、砂利質など、土壌を構成する様々な性質に合わせてブドウ品種を植樹してきました。
醸造中はワインへの介入を殆ど行わず、残糖のあるワインを除き、全てのワインは亜硫酸塩を添加せず、ノンコラージュ、ノンフィルターで瓶詰めを行います。澱引きと瓶詰めは、ビオカレンダーに基づき、果実の日を優先して行います。
全てに対して謙虚さを失わず、日常的に飲むことが出来る価格と安定したクオリティを継続していくことを目指しています。