France / Loire
Les Grandes Vignes レ グランド ヴィーニュ
·VdF Pineau d'Aunis 2021 ピノー ドニス
品種 ピノー ドニス
750ml 赤
粘土石灰質土壌に植えられたピノー ドニスを手摘みで収穫、12日間セミ マセラシオン カルボニックした後プレスし、古樽へ移した後アルコール発酵とマロラクティック発酵をさせ、3ヶ月間樽で熟成させた後に瓶詰。ノンフィルター、瓶詰時もSO2は無添加。
近年のピノードニスは濃いスタイルが主流なため一瞬戸惑いますが、非常に薄い色調で、薄旨なピノや熟成したロゼガメイの様な薄い赤ワイン、濃いロゼワインと言った外観。フレッシュな赤いサクランボ、ラズベリーと言った果実と酸が両立したフルーツの香りが漂い、徐々に柑橘系果実の皮やセージやタイムと言ったフレッシュなハーブ、白胡椒のスパイス感などのニュアンスも溢れ、複雑な香りを醸し出していきます。味わいは軽やかでフルーティー、2018や2019VTの煮詰めたような果実を感じるヴィンテージとは違い、ジューシーでスルスル飲めるフレッシュさが際立っています。アフターには白胡椒のほんのりとしたスパイシーな余韻も感じられ、アクセントのあるワインに仕上がっています。タンニンは軽く、香りや味わいのピュアさを邪魔しないエレガントなスタイル。喉越しもスムーズで、全く引っかかりがなく、余韻も心地良く伸びていきます。
2020年に比べ、明瞭な酸を感じられる今回の2021年。濃厚な果実味が引っ張るスタイルとは違い、美しい酸が主体のエレガントなスタイルで、飲み進める度に明るくなれる小気味良いワインとなっています。12度ほどでのサーヴをおすすめしており、質の良い豚や地鶏など、グリルした白身系の肉やチーズと良い相性を見せます。(インポーター資料より)
Les Grandes Vignes / VdF Pineau d'Aunis 2021
ドメーヌのオーナーであるヴァイラン家は17世紀以来、代々この土地を受け継ぎ、ワイン造りに全力で取り組んできました。ある時までは、普通のクラシックなワインを造っていましたが、
ビオディナミのサロンでラ フェルム ド ラ サンソニエールのワインを飲み、衝撃を受けます。
「我々もこの様な素晴らしいワインを生み出して行かなければ!」と一念発起し、2008年からビオディナミに転換し、家族全員で実践しています。
彼らがビオディナミで栽培している畑は50haに及び、その広大な畑には様々な特徴を持った区画があり、片岩質、石英、キンメリッジ、砂質、砂利質など、土壌を構成する様々な性質に合わせてブドウ品種を植樹してきました。
醸造中はワインへの介入を殆ど行わず、残糖のあるワインを除き、全てのワインは亜硫酸塩を添加せず、ノンコラージュ、ノンフィルターで瓶詰めを行います。澱引きと瓶詰めは、ビオカレンダーに基づき、果実の日を優先して行います。
全てに対して謙虚さを失わず、日常的に飲むことが出来る価格と安定したクオリティを継続していくことを目指しています。