France / Loire
Marc Pesnot マルク・ペノ
· 13eme Heure 2019
品種 ミュスカデ(ムロン ド ブルゴーニュ)
白 750ml
ムロン ド ブルゴーニュをマセラシオンさせたキュヴェ。収穫した葡萄を一晩掛けてゆっくりとプレスした果汁を除外した最後のジュース(プレス開始から13時間後)を使用する事から、この名称が付きました。
いかにもオレンジワインらしい、濁りのある濃い飴色の外観。黄色系の花の様なフローラルさと、白桃やグレープフルーツと言った酸と濃厚な果実を併せ持つ香りに溢れます。
徐々にピーチネクターやメロン、中近東系のドライスパイスと言った、ギュッと目の詰まった複雑な香りも膨らみますが、鼻に抜ける爽やかさも感じられる、爽快感を併せ持った素晴らしい香り。
味わいは、2018vtより果実感が強く感じられますが、酸やミネラルの構成がしっかりと感じられるため、ダレた味わいになっていません。
2018vtよりマセラシオンが長めに取られている為か、しっかりとした強固な酒質でしたが、タンニン分は長い瓶熟成で、丸みを帯び、親しみを感じる味わいに変化しています。
様々なエキスが抽出された味も香りも力強いワインでありながら、洗練された余韻を感じられるワインに仕上がっています。
非常に幅広い料理と合わせることが可能で、スパイスの効いた東南アジアや中華料理、もしくはクスクスなどと合わせることもできます。
(インポーター資料より)
Marc Pesnot / 13eme Heure 2019
採算度外視でワイン造りにあたるという、溢れ過ぎる情熱のため、財務上の理由からドメーヌの運営継続が困難になったマルク ペノ。
日本にもファンの多いマルク ペノのワインをこのまま失ってしまうのは、あまりにも残念でならないと考えた当社と現地フランスのパートナー、エノコネクション社は、ペノ氏の所有するワイナリー「ドメーヌ ド ラ セネシャリエール」の経営を引き継ぐことを決め、2008年8月に正式に再スタートを切ることとなりました。現在ドメーヌでは15ha以上の畑を管理しており、その栽培と醸造を重鎮であるマルク ペノ氏が担っています。2021年現在、既に70歳を超えていますが、ワイン造りにかける意欲は損なわれることはなく、品質向上のための改善を日々積み重ねています。
収穫の際には全て手摘みによって行い、この地域としては異例なほど収穫量は低く抑えられており、結果として他には見られないような、果実味が溢れたムロン ド ブルゴーニュやグロ プランとなります。醸造に関しても、彼独自のワインを生み出しています。そのひとつが、香りの弱いムロン ド ブルゴーニュやフォル ブランシュを12時間かけてじっくりプレスすることによって果汁と果皮の長いマセレーションを行い、香りや旨味を引き出す手法を採用しています。いわゆるマセラシオン カルボニック法と同様のもので、ボジョレーのマルセル ラピエールの考えから着想を得たとの事。
溢れる情熱で、ミュスカデを高いレベルに押し上げたマルク ペノ。今後もリーズナブルな価格で素晴らしいワインを造り出していく、正に職人的ワイン生産者のひとりです。(インポーター資料より)