France / Beaujolais
Marcel Lapierre マルセル ラピエール
· Le Beaujolais 2022
品種 ガメイ
750ml 赤
ランシエ (モルゴン村の隣に位置するコミューン) にあるラピエール家の所有する、花崗岩を主体とする3つの区画から造られています。
トータルで2.5Ha、平均樹齢は70年で、SO2を使用せず、10~21日間のセミマセラシオン カルボニック。約6ヶ月間タンクで熟成させてから瓶詰め。
通常この区画はレザン ゴーロワの為に使用されていますが、瓶詰されなかった2021年レザン ゴーロワの代わりとしてリリースされましたが、マチュー、カミーユ兄妹が想像以上の出来に納得し、今年もリリースされることになりました。
なお、レザンゴーロワと違い、春に瓶詰めされました。
鮮やかで濃いガーネット色の外観。花壇にいるような花のフローラルな香り。徐々に野生のラズベリー、ブルーベリー、ダークチェリー等の小粒な果実の香りが膨らみます。非常に膨らみのあるテクスチュアが感じられる香りで、時間と共にどんどん様々な香りが溢れます。
味わいは果実の凝縮感が感じられながらもエレガントな仕上がりで、暑い年に感じられるジャムの様なニュアンスは感じられません。
程よい果実の膨らみとちょっとしたスパイスやマッシュルームの様なキノコのニュアンスも感じられます。
柔らかくジューシーな仕上がりで、肉付きのある酒質ながら滑らかでスルスルと喉を通るしなやかさを感じられます。
豊かな果実味と程よい酸とミネラルの見事なバランスが素晴らしく、ラピエール家の底力を感じられる1本です。
(インポーター資料より)
Marcel Lapierre / Le Beaujolais 2022
フランス自然派ワインの父、マルセル ラピエール。
彼は、「自然派」と呼ばれるワインの礎を築いた人物であり、ボジョレーをはじめフランス各地で、彼の影響を受けた自然派ワイン生産者が活躍しています。
その偉大なる父の後を継ぎ、モルゴンの地、ひいてはボジョレーの地に深く根ざしたラピエール家のワイン造りを一手に担うようになったのは、マルセルの長男マチュー ラピエール。2005年からドメーヌで栽培・醸造を担い、マルセルとともに偉大なヴィンテージも最悪なヴィンテージも経験したマチューは、周囲の心配をよそにラピエールのワインを大幅に進化させました。そのスタイルは「自然派ワインの原点」と呼ぶにふさわしい純粋で緻密な味わいで、古くからラピエールのワインを知る人曰く、1990年代初期のマルセル ラピエールのワインのようだとか。
栽培においては、その土地の個性を十分に活かす為に、化学肥料や除草剤、殺虫剤などを用いず、健全で質の高いブドウを得る為に1981年からビオロジックによる栽培を行っており、収穫においては完全な手作業を実践しています。この事は、安価で大量生産型のワインが当たり前となってしまったボジョレーにおいては、割の合わない手間のかかる作業と言えますが、ドメーヌの哲学、想いを表現するためには無くてはならない重要なプロセスです。収穫されたブドウは、印象的な天井画が描かれた醸造所に運ばれ、果皮などに付着する自然酵母の働きによって発酵させます。セミ マセラシオンカルボニックを採用し、じっくりと時間をかけて果汁がワインとなっていくのを見守ります。瓶詰めは原則ノンフィルタで行われ、顧客の要望に合わせて亜硫酸の添加したり、しなかったりします。(インポーター資料より)