France / Champagne
Perrine Fresne ペリンヌ・フレヌ
·Sarmate I (V20) サルマット・アン
品種 シャルドネ 37%、ピノ・ノワール 37%、ムニエ 26%
白SP
ブレンド比率:ベースワイン(2020 年)73%、ペリンヌの父が 2017 年からソレラでスト ックしてきたリザーブワイン 23%
平均樹齢:45 年
地質:砂混じりの粘土土壌
醸造:全ての品種をブレンド比率の割合で一緒にダイレクトプレス。自然に清澄を行った 後、ホウロウのタンクで発酵。マロは行わず、引き続きステンレスタンクでシュール・リーの状 態で 10 ヶ月熟成。SO2 は圧搾時とアルコール発酵後に必要最小限添加するのみ。その 後はティラージュやデゴルジュマンの際も無添加。ティラージュには、ベースワインにサトウキビ を混ぜて攪拌した自家製リキュールを使用。ドザージュには MCR を使用。
2020 ヴィンテージはシャルドネとピノ・ノワールが 8/30 に収穫。ムニエは 8/29 に収穫。 2021 年 7 月 2 日にティラージュ。2022 年 12 月にデゴルジュマン。ドザージュは 2g/l (エクストラ・ブリュット)。総生産量 4,776 本+マグナム 200 本。
アルコール度数 12.5 度。2023 年 3 月時点の SO2 トータルは 35mg/l。ガス圧は 7.2 気圧。
*Salmate サルマットとは、フランス語でセルミエの住民のことを呼ぶ形容詞です。アッサンブラー ジュの比率はヴィンテージによって異なりますが、このキュヴェは毎年セルミエのブドウ 100%で造 られるため、セルミエに住む人々へのオマージュに相応しいことから、このように命名したそうです。(インポーター資料より)
Perrine Fresne / Sarmate I (V20)
PERRINE FRESNE ペリンヌ・フレヌは、プティット・モンターニュ・ド・ランス地区の最南端 の村セルミエに本拠を置く新世代の女性グローワーです。ペリンヌは、協同組合が大部分 を占めるこの村において、数少ないグローワーの 1 人です。1990 年生まれのペリンヌは 2019 年、29 歳の時に 2.98ha の畑を父から引き継いで、2020 ヴィンテージから自身 のシャンパーニュの醸造を始めました。隣村のシャムリーとエキュイユにはグローワーがひしめ いていますが、セルミエでは長年元詰めをしていたグローワーはペリンヌの父の René Fresne ルネ・フレーヌしかいませんでした。しかし、数軒隣に位置するエミリアン・フヌイユが 2015 ヴィンテージから自身のシャンパ-ニュを造り始めて、元詰めグローワーは 2 軒になり ました。しかし、ペリンヌの父は 2019 年に引退。ペリンヌは家業のドメーヌを絶やしたくない との想いから、ドメーヌを継承したのです。父親からブドウ栽培の情熱と知識を受け継いだ ペリンヌは、家業に新しい風を吹かせたいという想いから、父とは異なる独自のプロジェクトと して自分名義のシャンパーニュを造ることを決断したのです。ペリンヌが所有する畑は僅か 2.98ha。その大部分の 2.72ha がセルミエにあり、残りの 0.26ha は隣村の Villers- aux-Noeuds ヴィレール・オー・ヌーにあります。どちらの村もプティット・モンターニュ・ド・ラン ス地区の北向き斜面の涼しい場所にあるプルミエ・クリュで、森に覆われた台地と呼ぶにふ さわしい丘陵の斜面にブドウ木が栽培されています。セルミエのテロワールは、気温が低く、 白亜の母岩に砂と粘土の表土の軽い土壌であるため、特にムニエの栽培比率が高いのが 特徴です。ドメーヌの栽培品種はムニエ 1.46ha、ピノ・ノワール 1.03ha、シャルドネ 0.49ha で、11 のリュー・ディの 26 の区画に細分化されています。
ペリンヌは子供の頃から父親のブドウ栽培を手伝って育ちました。当初は別の分野のこと を学んでいましたが、家業への興味が深まり、アヴィーズでワインマーケティングの学位とドメ ーヌ経営の学位を取得。その後、ノミネ・ルナールのオフィスで 5 年間働きながら、WSET の Level2 と Level3 を取得しました。醸造に関しては、独学で学びました。彼女は、別のグ ローワーで輸出マネージャーをしているパートナーの Kevin ケヴィン、そして父の手助けを受 けながら、ほぼ一人でドメーヌを運営しています。ペリンヌは、特にアヴィーズのエティエンヌ・ カルサックのシャンパーニュから多くのインスピレーションを受けたそうです。彼女の目標は、女 性的なアプローチで、セルミエのテロワールを表現した“グランヴァン”と呼べるシャンパーニュを 造ることだそうです。
栽培に関しては、父から畑を継承した後、すぐに農薬の使用を止め、ビオロジックに転換 しました。畑では、ビオディナミのアプローチを含めて、様々なテストを行いながら、将来的に より自然な栽培方法へと進化できるように試行錯誤しています。認証に関しては、認証機 関やその過度な制限に縛られたくないため、取得するつもりはないそうです。現在、栽培ブ ドウの 2/3 をメゾンに売却し、1/3 の収穫ブドウ(ペリンヌがその年の出来が最上と判断 した厳選した複数の区画のブドウ)のみをドメーヌで醸造しています。今後は、ヴィレール・ オー・ヌーのリュー・ディのブドウによるロゼ・ト・マセラシオンのキュヴェや、セルミエのリュー・ディ のムニエ 100%のキュヴェなど、続々とリリースになる予定です。(インポーター資料より)