France / Rhone
Samuel Boulay
·Rappapeo 2016
品種 ヴィオニエ56%、ルーサンヌ44%
750ml 白
やや濁りのある麦藁色。ヴィオニエ由来の華やかさとアロマティックな香りの高さにルーサンヌ由来の白い花やハーブティー、酸が混ざることで芳醇さと爽やかさが感じられるバランスの良い辛口の仕上がりです。桃やマンゴー、パイナップルやリンゴ、オレンジ。様々なフルーツを想わせる果実味が豊かに広がります。
2015年ヴィンテージは甘さやボリューム感が多く感じられましたが、この2016年はシャープな酸が感じられる冷涼感のある印象を受けます。庭に咲く小さな花々やハーブ、若草などを想像させる香りや風味もあり、エチケット黄色と緑、そして中心にある花の絵はまさにイメージがピッタリです。優しく舌に広がる甘さと香りに似た果実味、柑橘やパイナップルのようなシ
ャープな酸がすっと寄り添うように調和を持たせ、ボリューム感が出過ぎることがありません。酸のお陰でキレもよく、アフターに残るフルーティーさが心地良さを感じさせ、明るく春らしい爽やかな印象です。(インポーター資料より)
Samuel Boulay / Rappapeo 2016
研修生として2000年にミッシェル・オジェに弟子入り、2006年からはスタッフとして雇用され12年まで、自らもワインを造りながら働いた経歴の持ち主。
ジル・アゾーニ氏が畑を売りに出したためこれを購入、5haを得てミッシェル・オジェを退職してアルデッシュで再びワイン造りを開始。
2015年が初ヴィンテージとなります。
●畑仕事について
現在のところ、引き継いだ畑のうち1haはブドウが植わっておらず、更にいくつもの樹を抜いて土地を休ませながら、畑のコンディションを徐々に整える方針。今後は不耕起栽培を行う。アゾーニ氏が耕作していたため、それを突然止めることにより生じる問題を懸念して15年は2畝ごとに耕やしたが、16年からは全て止めている。
単位収穫量についてはロワール時代で8〜10hl/haだったので、ここアルデッシュでも同じくらい収穫できれば十分だと考えている。
土地の面積に対して植わっているブドウが少ないことについて、そういった状況を恥じる生産者は多いが、本人は反対にとても誇りに思っている。
●醸造について
自分の仕事は畑の中でほぼ終わっている。
つまり、収穫したブドウを圧搾すること、必要に応じてピジャージュやルモンタージュをすることくらい。
基本的には何もしないで、微生物の活動を見守るだけと考えている。(インポーター資料より)