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Italy / Piemonte

San Fereolo

·San Fereolo 2015

品種 ドルチェット

1500ml 赤

 

ニコレッタの考える、ドルチェットの最大表現ともいえるワイン。

ドルチェットというブドウの本質を表現するために、彼女が たどり着いたのは伝統的なバローロの造り手達。

果皮との接触を長くとり、開放式の大樽で長期間の浸漬醗酵。タンニンが少ないといわれるドルチェットですが、 このブドウのタンニンは果皮ではなく種子にある、そして種子から上質なタンニンを抽出するには、種子の完熟を待ってから収穫を行わなくてはいけない。

樹上 で限界まで完熟したドルチェットのみを選別し、果皮とともに長期間の醗酵。6 年以上の歳月をかけて世に出される、まさに唯一無二のドルチェット。

 

雨が多く気温の低かった2014、彼女の求める「サン フェレオーロ」に見合わなかったため、醸造を行っていません。なので1年飛び、2015がリリースとな りました。

 

2015は気候的にいえば日照にも恵まれた良いヴィンテージですが、サン フェレオーの畑では「ゴルフボール大の雹が1時間以上降り続けた」という 忌まわしいヴィンテージ、、。

当然ながらブドウの房はすべて落ち、葉も残らないほどの惨劇でした。そのため、収穫量の約 60%を失ったという 2015、当時の 彼女はショックのあまり「今年もサン フェレオーロは造る事は難しい」そう話していたのを覚えています。 しかし、雹の被害を受けなかった部分からは、良年の恩恵を受けた理想的なブドウが結実しました。結果的に生産量は激減したものの、果実としては本当に素晴らしい収穫。その良さは出来上がったワインを飲んでいただければ歴然です。

熟れて果皮まで完熟した妖艶な果実香と、シルクのようなきめ細かく柔らかいタンニン。バルベーラやネッビオーロでは決して 味わえない一体感。柔らかみを前面に感じる、質感心地よいドルチェット。やはり、サンフェレオーロのドルチェットは、他のどのドルチェットにも代えがたい存在だと明言できます。

 

 

樹齢50~70年。

選抜されていない様々なドルチェットのクローンが 残る、ピエディ フランコ(自根)の畑を含む。完熟した果実、開放式の大樽にて40 日、果帽を沈めた状態で醗酵。圧搾後大樽にて約2年間の熟成。ボトル詰め後約 5年以上。

徹底的な時間を費やしリリースされる、唯一無二のドルチェット。

2015は6月に猛烈な雹の影響を受けた厳しいヴィンテージ。その後は天候に恵 まれ、素晴らしい完熟と凝縮。熟した果実、果皮の香りからくる妖艶さ。質感の良さ を感じる素晴らしい味わい。

(インポーター資料より)

San Fereolo / San Fereolo 2015 1500ml

¥12,100価格
消費税込み
在庫残り1点
  • ドルチェットにこれほど愛情と情熱を注いだ造り手は、サン フェレオーロをおいて他に存在しないでしょう

    ドリアーニの北側に位置するサンフェレオーロの畑。大きく分けて標高の高いサンフェレオーロ(500m)、少し低い位置にあるアウストリ(400-420m)、どちらも400mを越える高地であり、砂質やシルト質の多いドリアーニらしさを持っている。これ が「ネッビオーロではなく、ドルチェット」といわれる所以。また畑は、モンフォルテ ダルバにも近く、部分的にモンフォルテのような強い石灰質も併せ持つ。ニコレッタにとって、畑との関わりは当然の如く自然環境を重視したもの。ビオディナミの 栽培方法を徹底し、農薬や化学肥料はもちろん、銅や硫黄についても極力使用しない栽培を徹底している。また、サンフェレオーロの樹齢は50年を越えるものばかり。この樹齢の古いドルチェットは、現在のように量産化、画一化されたクロー ンではなく、古くよりドリアーニに残るクローン(セレクションマッサールによるもの)も多く残る。また収穫においても徹底しており、完熟とは果皮でも果実の糖度でもない。果実本来の役割ともいえる「種子の熟成」。よって収穫を決めるのは種子が 完熟するかどうか。結果、収穫時期は遅くなり、樹上にて果実はしぼみ、脱水まで始まるほどの熟度に達したドルチェットの光景は、錚々たるものである。 醸造においては、ピエモンテの伝統とも呼べるクラシックかつ、時間を費やした醸造方法を徹底している。開放式の大樽にて長期間のマセレーション(果皮浸漬)、当然のことながら酵母添加や温度管理を行わず、大樽にて2年以上の熟成。 そして、彼女のこだわりともいえる長期間のビン熟成。現在収穫から7年のというサイクルでリリースされるサンフェレオーロのドリアーニ「San Fereolo」。高次元まで凝縮した果実と、種子からゆっくり抽出されたタンニン。完成するまでに相応の年 月が必要であることを、誰よりも考えている。こうして生まれる圧倒的な存在感を持ったドルチェット。当然ながら収穫量は恐ろしく少ない。現在8haの畑からわずか15000~20000本しか造られない。凄まじい果実の凝縮でありながら、驚くほ どの繊細な香り。決して強く感じないタンニンと酸であるが、ワインを支えるに十分なバランス。これほどの質感をもったドルチェットは他に存在しない。同様にバルベーラ、ネッビオーロにおいても徹底したこだわりを持ちながらも、持ち前の好奇 心とインスピレーションにより生み出される白やロゼなど、情熱と魅力を持ち合わせる素晴らしい造り手の一人。

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