France / Sud-Ouest

Simon Busser / Pur Cot 2018
シモン・ビュッセー / ピュール・コ

品種:マルベック

赤 750ml

 

<ピュール・コ2018年>
石灰質土壌の樹齢約60年の古木の葡萄と砂質土壌の樹齢約25年の葡萄。除梗した葡萄を開放タンクでピジャージュやルモンタージュを行いながら2ヶ月間のマセラシオン。その後18ヶ月600Lの樽で熟成。


やや黒みがかった深い赤紫色。レーズンやプルーンなどの黒系果実のドライフルーツ、黒糖やインク、タバコ、醤油などを想わせる香りがやや控えめに感じられます。

 

口に含むと香りの印象に比べ充実した果実の風味が口中を覆うように大きく広がります。

ピンと張りのある引き締まった酸は、道筋を照らしながら前へ前へと誘い滑り込むような滑らかさと軽さを与え、果実の緻密なエキスは充実感という足跡を残します。

カカオニブのような微細なタンニンがやや大人びた印象を、時折垣間見られるバニラを想わせる円みを帯びた甘やかな風味が優しい雰囲気を感じさせ、両者がほどよく絡み合うややしっかりとした味わいです。

この先の熟成での変化も大いに期待が湧き、複雑性のみならずしなやかで上品な印象が引き出されていくことでしょう。

(インポーターコメントより)

 

Simon Busser / Pur Cot 2018

¥3,630価格
消費税込み
  • シモン・ビュッセー

    オーナーであるシモン・ビュセーの父親は、既にビオロジック栽培をしていましたが、醸造設備を持たなかったため、収穫したぶどうは協同組合に販売していました。父が所有し賃貸するぶどう畑の内、一番古い樹齢(1970年)の一部3haのぶどう畑を引き継いで2007年よりワイン造りを開始。
    2007年の醸造は、近所でワイン造りをする知り合いの醸造設備を借りて仕込みました。
    それまでワイン作りを手伝ったことはあっても、醸造学校に行ったこともなく、ワイナリーで働いたこともないシモンにとっては、試験的な仕込みであり、どちらかというとちょっとした興味程度のことでした。知り合いである“近所のおじさん”のワイン作りを真似て作った初ビンテージは、SO2をあまり使わなかったという(SO2含有量は80mg/L)。今風のテクニックを駆使しないことが幸いしたのでしょう。その結果、ワイン作りとは、原料であるぶどう栽培と発酵という工程が必要な、奥が深く複雑で、内容の濃い点に興味がわいてワイナリーになる決心をしました。

    夢は地中海の大平原「カマルグ」で乗馬をして暮らしたい、というほど馬が大好きなシモンは、どうせ農業をするのなら馬で耕そうと考えます。友人を通して、馬でぶどう栽培をする蔵元として有名なロワールのオリヴィエ・クザンに出会い、手綱さばきの研修を受け、今ではボルドー液などの農薬散布以外は全て馬を使って栽培をするようになりました。「馬は、大地と私の大切な友達。」とシモンは言います。

    【栽培・醸造】

    そんな彼ゆえ、父から譲り受けたぶどう畑は当然ビオロジック栽培。現在では5haに拡大し、一部でビオディナミも実践している。2007年に「エコセール」の認証を取得しました。
    「産地らしさ」その典型性をワインに表現するには、毎年異なる気候の違いに応じて最高のぶどうを育てること。ぶどうが最後まで熟成する力があるかどうか。そういう点も含めて収穫のタイミングがワイン作りにおいて一番重要だと考えています。「ぶどうがワインになる秘密の通り道がある」のだそう。
    収穫の際には、喜び、または歓喜に包まれた雰囲気でぶどうを収穫できると、そのエネルギーがワインの味に影響すると思っています。(J.M.ブリニョも同じ事を言っています。)これは言い換えると労を惜しまず仕事をするということであり、心をこめてぶどう作りをすることにつながります。当然、醸造所での仕事も同じライン上にあります。
    シモンの気持ちが皆に伝わるせいか、週末にあわせた3~4日間の収穫には、家族や友人、その家族が集まって50人前後の人が手伝ってくれる。バックラベルには、感謝を込めて収穫者の名前を入れています。
    蔵の中での仕事は、できるだけ人為的な介入をしないよう、またポンプを使わないように心がけ、酵母は天然酵母を使い、SO2はできるだけ控えたワイン作りをおこなっています。

    (インぽーた)