世界を渡り歩き、ボールナール、レ・ボッテ・ルージュで研鑽して独立
ジュラにまた新世代のヴィニュロンが登場しました。
アルボワ生まれ・アルボワ育ち、生粋のアルボワっ子である Baptiste Ramboz バティスト・ランボです。1988 年生まれのバティストは、ボルドーで醸造学(BTS)を修めた後、コルシカ、プロヴァンス、ローヌ、オーストラリア、カリフォルニアなど様々な地方や国で経験を積みました。
最初は、海外や色々な場所に行けるという理由で始めたワインの仕事でしたが、ある時、まだ日本に移住する前のジャン・マルク・ブリニョがジュラで造ったワインを飲んで、ナチュラルワインに目覚めたそうです。
その後、故郷のアルボワに戻ったバティストは、ドメーヌ・ボールナールで 5 年間、レ・ボッテ・ルージュで 2 年間みっちりと研鑽を積んで腕を磨きました。
そして、この二つのドメーヌで働きながら、2018 年、30 才の時に親族から継承した僅か 0.3ha の小さな区画を基に自身のワイン造りのプロジェクトを始めました。
バティストの父はエンジニアで、ワイン造りには全く携わったことがなく、それで、バティストが親族から畑を継承したそうです。
そして、2023 年、バティストはドメーヌとして完全に独立しました。ドメーヌの拠点はもちろんアルボワです。独立後、新たに区画を取得したり、新しい区画に植樹したりして、徐々に畑を広げていきました。
現在の栽培面積は 3.5ha で、8 つの区画が、アルボワを中心に、隣村の Mantry マントリーと Mesnay メネに点在しています。栽培品種は、サヴァニャン、シャルドネ、トゥルソー、プールサール、ピノ、モンドゥーズ、ガメィ、少しのハイブリットです。
栽培はビオロジックで、一部、ビオディナミの手法も導入しています。畑は細心の注意を払った手作業で耕し、自然環境への負荷を最小限に抑える低介入の栽培に強いこだわりを持っています。
現在バティストは 1 人でドメーヌを運営しています。3.5ha の規模で、1人で畑仕事をするのは大変ですが、ジュラにはブドウ栽培に携わる若い人達が沢山いるので、いざという時はお互いに手伝ってくれるそうです。
バティストは、特にマリー・ブードンやロワゾー・ロドゥールのトマやマリーなどととても親しいので、機械の貸し借りなどもしているそうです。
醸造においては、天然酵母による自然発酵を行い、清澄や濾過は行わず、亜硫酸も無添加で瓶詰めすることで、ジュラのテロワールの純粋な表現を目指しています。バティストのワインは、ジュラの伝統に根ざしながらも、現代的で自然なテイストを取り入れおり、どのキュヴェも精緻さと飲みやすさを兼ね備えています。
物静かで控え目に活動するバティストですが、その経歴から、今ジュラで最も注目すべき次世代を担う若手の一人として、急速に頭角を現しています。最初は僅か 0.3ha からスタートしたこともあり、彼のワインは、ジュラに強いフランスのワインショッでの販売が大部分で、ごく僅かにデンマークやスイスなどに輸出され始めているところです。弊社 2025 年の秋にドメーヌを訪問。バティストとの交渉の末、何とか日本へのアロケーションを頂くことができました。
(インポーター資料より)