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Italy / Friuli Venezia Giulia

Bressan  ブレッサン

· Schioppettino 2016

品種 スキオッペッティーノ

赤750ml

 

スキオッペッティーノはリボッラ ネーラとも呼ばれフリウリで古くから栽培されてきた伝統品種で、ウーディネの東にあるアルバーナ城で発見された1282年に書かれた文献の中でその存在を確認できる。フリウリの一部の地域のみで栽培されており、育成の難しさとともに醸造によってワインのポテンシャルを最大限に引き出すことが困難で、すべてを失うリスクを造り手に負わせる黒ブドウとして恐れられている。

成熟度合いを見極め、この品種特有の高い酸度を得る為やや過熟の状態まで持っていったブドウを手作業で丁寧に収穫。除梗と軽い圧搾後、約1ヶ月間のマセレーションと発酵。ソフトに圧搾した後、2000リットルの大樽に移し替えて発酵の続きを行う。その後、バトナージュをしながらシュール リー状態で2~4年間熟成。ワインが満足のいく熟成レベルに達したら、異なる樽に入っていたワインを一度ステンレスタンクで合わせ、3ヶ月ほど休ませてから瓶詰め、瓶内でもしばらく熟成された後にリリースされる。

(インポーター資料より)

Bressan / Schioppettino 2016

¥7,920価格
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  • 18世紀からブドウ栽培とワイン生産をしていたブレッサン。ナポレオン旋風や世界大戦など、歴史に翻弄されながらも、代々その土地を守ってきました。

    その土地と伝統、さらにはブレッサン・ファミリーの家訓である、精神力、強い希望と意志、そして何事もいいかげんに済まさない という一族の想いが詰まったワインを造っています(参考:生産者HP)

     

    彼のワインは、あくまでもナチュラルな手段を用いて造られているのですが、醸造する過程での数々の“しない”にも科学的根拠、熟慮が払われている事が容易に想像のつく、全く破綻のない端正なものばかりです。

    発言や行動の過激さ、ドラスティックさは、同時に彼自身の覚悟のあらわれでもあるというエピソードを。

    2013年に初オーダーをした時、何種類かの白ワインの現行ヴィンテージが2007年だったのですが、その数か月後に再オーダーのメールを出したら、2007年が終売して次ヴィンテージに切り替わる、それも2010年だという…あれ、08と09は?って普通に思いますよね?

    秋に訪問した時に聞いてみたところ、

    フルヴィオ「ああ。ブドウに納得いかなかったから収穫しなかった。」

    僕「収穫しなかった?醸造しなかったじゃなくて???つまり、そのブドウを売りさえしなかったってこと?」

    フルヴィオ「そう。もしも俺がそのブドウを誰かに売ったとして、そいつが“ブレッサンのブドウで造ったワインだ”とか言って、ワインがクソ不味かったとしたらどうすんだ?」

    天候、気象条件に恵まれず、ブドウの品質が満足いくレベルでなく、その結果普段よりも若干テンションの低いワインだったとしても、農産物から造るのだから当然のことだし、年の個性を反映していると考えられれば、それでいいのでは?と僕は常々思っていますし、そんな難しい年だったとしても、彼ならそこそこ以上の物が出来上がると思うのですが、彼のプロ意識(誠実さ)、アーティストとしての志の高さが、”ブレッサン クオリティ”に達していないブドウでの醸造を許さないのでしょう。
     

    白ワインのラインナップは、単一品種で造られるものが3種類、リボッラ&フリウラーノ&マルヴァジーアの伝統的なブレンドで造られる白の1種類で計4種、栽培が非常に難しいというモスカートローザ(果皮が赤みがかっているマスカットで、完熟してないと独特の苦みがあり、完熟するとブドウの粒が房から外れ落ちてしまうそう。とあるヴィンテージは、そろそろいい感じかなぁと思って収穫しに行ってみると、ブドウは全て地面に落ちていたということもあったそうです!)でロゼワイン、赤ワイン用の品種は、伝統品種スキオペッティーノ(リボッラ ネーラ)とピニョーロ、そして国際的品種としては、メルロー、カベルネ フラン&ソーヴィニョン、ピノ ネーロを栽培し、単一品種で出す時もあれば、いろいろブレンドして醸造することもあり…

    見た目もいかつくて、発言も過激だから、中身も粗野かといったら全然そんなことはなく、無茶苦茶知的で、心優しいフルヴィオ、家業を継ぐ前は小児癌の末期の子供たちのセラピストをしていたそうです。

    (インポーター資料より)

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