France / Bordeaux
CH. L’HOSPITAL
· IGP Back in HSSR 2020
品種 メルロー80%、マルベック10%、カベルネフラン10%
赤 750ml
キュヴェ名のHSSRとは、Hospital Sans Sulfite Rajoutéの略で、ビートルズの名曲、Back in USSR からイメージされました。
コート ド ブール丘の上94mに位置し、粘土や砂を含んだ、複数の時代のシルトが混ざり合った複雑な地層を持つ区画の樹齢平均50年より。最初の2日間は冷却しながらマセラシオン アントラペリキュレールを行い、その後3週間のマセラシオンを行います。(マセラシオン アントラペリキュレールとは、通常のマセラシオンが果皮を漬け込むのに対し、ここでは果皮だけでなく、全ての果肉まで軽く破砕してからマセラシオンさせる事を意味しています。)500Lの古樽に瓶詰めの3週間前にアッサンブラージュし、300Lの3年樽で6ヶ月間の熟成。クラシックなボルドーに比べ、よりフレッシュで果実味のあるジューシーなワイン造りを目指し、2016年よりサンスフルで造り始めたキュヴェ。
(インポーター資料より)
CH. L’HOSPITAL / IGP Back in HSSR 2020
夫婦が生み出す古くて新しいボルドー
ボルドーのサン トロジャン(コート ド ブールの丘の上にあるジロンド川の河口を見渡せる町)に本拠地を構え作付、現在面積は5.5haある中、徐々に減らしていく予定のシャトー ロスピタル。リューディの名前から採られたこの名を冠するこのドメーヌでは、ビオロジックで栽培をしています。
このオーナーであるクリスティーヌとブリュノ夫妻は、経済大学を80年代に卒業した後、ブリュノは様々な企業の人材管理部で勤め、クリスティーヌは考古学者として働いていました。2人は90年代の前半に南西フランスへと移住し、娘が2人生まれましたが、昔からワイン造りを夢見ていたブリュノは、再び学生となり栽培免許を得るまで猛勉強し機会を伺い、1997年には引退するブドウ栽培者の畑を買い取るチャンスが訪れます。この小さな畑は、既に60年代から化学物質は使われておらず、しかも大きな醸造所も活用できるという、2度とないチャンスでした。2人はその後16年にも渡りドメーヌを改善し、偉大なポテンシャルを持つ畑のクオリティを十分に引き出す事に成功しました。ワイン造りのモットーは、自然と環境をリスペクトし、殺虫剤も除草剤も使用しない栽培。収穫量を極端に抑え、手摘み収穫に拘ること。更には、ブドウのクオリティが高いのは当然として、よりブドウに優しい醸造方法を選択し、一般的なボルドーのスタイルとは少し違った、フルーティーなワインを生み出す事で、古き良き、昔懐かしい『コート ド ブール』のワインを想い出すかのような滑らかでリッチなワインを目指しています。
『シャトー・ロスピタル』の醸造施設は、元々15世紀に建てられたハンセン病療養所でした。18世紀に再建されましたが、元々の作りを損なわず丁寧な再建を行った為、歴史的価値も残っている偉大な建物となっています。
なお、施設の一部はとてもチャーミングなシャンブル ドットとして、活用をされています。(インポーター資料より)