Italy / Friuli Venezia Giulia
Damijan Podversic ダミアン
·Ribolla Gialla 2020リボッラジャッラ
品種 リボッラジャッラ
750ml 白(オレンジ)
リボッラジャッラ、樹齢20~40年。収穫を可能な限り遅らせることで、最大限に成熟した果実。果皮の成熟、徹底して選果を行い収穫。除梗して果皮・種子と共に 3カ月、圧搾後、大樽にて36か月、瓶内にて18か月の熟成。
2020 年は久しぶりに冷涼で雨の多い、気温差のあるヴィンテージ。貴腐の恩恵は40%程度。 果皮由来の豊かなタンニンと、ボトリティス由来の妖艶で複雑な香り、全体を引き締める骨太な酸によって、非常に立体感を感じるヴィンテージ。
以前ダミアンが語っていた言葉ですが、「ヴィンテージの特徴は 1年間の気候に左右されるものではない、収穫前1カ月間の気候(気温差、雨、日照)によって色付けされる」。
2020年は久しぶりに冷涼で雨の多い、気温差のあるヴィンテージ。適度な湿度を保ったことで得られるボトリティスノービレの恩恵と、例年以上に酸が全体を引き締めてくれる、エレガントで繊細なキャラクターを持ったブドウが収穫できました!
貴腐の恩恵はダミアン曰く、全体の40%程度。
「貴腐が少なく日照に恵まれたヴィンテージは、果実の成熟・凝縮が強く、表情豊かで、ポジティヴさを、対照的に貴腐の多いヴィンテージは複雑さ、奥行き、エレガントでポテンシャルを感じる。」、相反しつつも、それぞれ異なった魅力を持っているダミアンのワイン。
彼が栽培するブドウの中で、最も収穫の遅いリボッラ ジャッラ。夏場は十分な日照があったものの、雨は少なく果粒のサイズは例年に比べて小さい、その分果皮も厚く健全に成熟。
8月以降に大きく気温が下がり、適度な雨によって貴腐化するブドウ。果皮の厚さはカビや病気への抵抗力となり、全体的な収穫量は多かったものの、モストが少なく最終的には生産量は少なくなったという1年でした。
果皮由来の豊かなタンニンと、ボトリティス由来の妖艶で複雑な香り、全体を引き締める骨太な酸によって、非常に立体感を感じる 2020のリボッラ ジャッラ。
そして、昨年2019にも強く感じましたが、昔のダミアンのイメージとは一線を画すワインの透明感、洗練された味わい。
以前はモンテカルヴァリオの畑から、トラックで約40分かけてブドウを運ばなければいけなかったダミアン。
「2019年の収穫より、畑の隣に建てたカンティーナまで数分と掛からない時間で醸造を始めることができる。これがブドウにとってどれだけ素晴らしい事なのか、ワインを飲めば皆きっと理解してくれるだろ!」、そう笑う彼。
暑い年と冷涼な年、相反する魅力を持ったダミアンのワイン。
個人的には冷涼で貴腐の恩恵を受けたヴィンテージが大好物です(笑)。今回の2020は、久しぶりに背筋がゾクッとする美しさを持った、まさに大好物なリボッラ ジャッラです!
(インポーター資料より)
DamijanPodversic / Ribolla Gialla 2020
果実の完熟は果皮でも糖度でもなく、「種子の完成」と考えるダミアン。樹上で貴腐化するほど成熟したブドウを収穫し、大樽での長期間に及ぶマセレーション(果皮浸漬)によって、果 実のすべてを表現する彼のワイン。その背景には膨大な畑での作業はもちろん、収穫量を削り、樹上での完熟を極限まで待つ。「妥協のないこだわり」によって収穫されたブドウが不可 欠。「ワインを造るより、ブドウを収穫するまでが一番難しい」そう語るダミアン。2015 の完売より、長らくお待たせしておりました。2016 ヴィンテージが春に無事に入港。十分な休息期 間を置きまして、今月より出荷させていただきます。日照に恵まれた 2016 は、豊かな果実味とヴォリューム感、それでいて酸のバランスが取れた、表情豊かでストレートな旨味!貴 腐よりも果実が前に出た、「華やかさ」を感じるヴィンテージです。

