taly / Veneto
Daniele Piccinin ダニエーレ・ピッチニン
· Montemagro 2022 モンテマーグロ
品種:ドゥレッラ
白 750ml
レッシーニ山脈で1000年以上前から栽培されていたことが確認されているブドウ品種ドゥレッラ。オリジナルの名前は「duracino タフなブドウ」で、遡るとラテン語からきていることが分かっている。別名で「Rabiosaラビオーザ」(過激な)と呼ばれ、しっかりとした酸と強いタンニンが特徴的で、この地域では発泡性ワインが多く造られてきた。真に完熟したドゥレッラであれば熟成のポテンシャルをもった偉大な白ワインが生み出せるはずだと考えたダニエーレは、創業当初からドゥレッラ中心のワイナリー作りを進めてきた。
「Montemagroモンテマーグロ(痩せた山)」は、ドゥレッラを植えられている畑が乾燥して痩せた土壌であることから名付けられた。樹齢60年のブドウ樹よりブドウを収穫、数日間皮や種ごとの醗酵を行い、圧搾後半分をステンレスタンク、半分を2500リットルの大樽に入れ、醗酵の続きと熟成を10か月間行う。すべてを一度合わせた後にごく少量の二酸化硫黄を添加、ボトリングされ、約8か月間の熟成を行いリリースされる。(インポーター資料より)
モンテマーグロには完熟した葡萄の中でも最良のものだけを厳選している。
リッチであらゆる要素を備えているが、ドゥレッラという品種の性格同様にへつらうようなタイプでもない。柔らかさは、このワインの得意とするところではなく、爽やかな酸とミネラリティこそが最大の特徴。
(生産者資料より)
Daniele Piccinin / Montemagro 2022
自身が共同経営者の一人でもあったレストランのソムリエとして働いていたダニエーレ・ピッチニン。2003年から3年ほどラ・ビアンカーラのアンジョリーノの元で修行をし、2006年からレストラン経営者の権利を売却し、自らワインを作っています。
また、
2011年にカーゼ コリーニの故ロレンツォ コリーノに会ってから、
無施肥(緑肥のための種を蒔くこともないため、畑には自生する野草のみが)、無除草(畝間は全くせず、ブドウ樹にかかる雑草のみ手刈り)、不耕起、トラクターも使わず、ボルドー液の散布も肩にポンプを背負って行う、土地、年、ブドウの個性が余すことなく反映した、畑でもセラーでも必要最小限の人為的な関与によって生まれる、ナチュラルなブドウ生産&ワイン醸造のある種の究極の形を具現化しているロレンツォの畑に衝撃を受けます。
思ったら即行動のダニエレ君、取り入れられるものを即実践に移します。畑を開墾した当初には緑肥用の種蒔きはするが、以降は自生する雑草のみを天然緑肥とし、不耕起へと切り替え、畝間の草を刈るのもやめブドウ樹の周りだけ雑草を手刈り、そうすることでトラクターを畑に入れる回数が飛躍的に減り、土壌を潰し、コンパクトにすることなく(保水力も維持でき、程良く空気が含まれた土壌も維持でき、その結果微生物環境も良好なものに)…。
他の生産者の素晴らしさをいち造り手として素直に認められる、ホンモノの謙虚さ、意識の高さ、そして取り入れられるものはすぐに実践に移す行動力、進化以外しか彼の未来にはないと断言しましょう!!!!!!
(インポーター資料より)

