France / Loire / Chinon
Gerard Marula
· Baconnelle 2021
品種:カベルネフラン
赤 750ml
植樹:1989年~2002年
位置:標高80m、南向き
土壌:砂質
21日間のマセレーション 木樽で1年間の熟成
この畑のある区画の、昔からの呼び名 をキュヴェ名として付けた。
(インポーター資料より)
しっかりと熟した赤系果実のニュアンスに、柔らかな液質。
余韻にビターカカオと、ほんのり青さの残るハーブのような香りが抜けていきます。
やわらかで優しい印象です。
地味深く、味わい深い。緊張がほぐれるような優しい液質です。(2023/12/27試飲時点)
2023年3月のLoireでの試飲会。若手が多い中、第1回目から参加しているからと今回も参加していたマリュラ。
若手の作るモダンでフレッシュなものとはまた違った滋味あふれる味わいにホッとしました。
Gerard Marula / Baconnelle 2021
シノン近郊、ティゼ村外れに残る、ロワール川沿い西部でよくみられる、岩壁をくり抜いて設けられた原始的な横穴でワイン造りを行う。
当主ジェラール・マリュラはロワールの醸造学校創業後、アンジュ自然派の先駆の一人ジョー・ピトンで研修。その後2004~2013年までロワールの老舗メゾン、シャトー・ド・クーレーヌで働く。その仕事と並行して、自身のドメーヌを2005年に立ち上げた。
当初0.45haからスタートした畑は、現在は1950年植樹の古木カベルネ・フランの区画を含む3.2haにまで拡張。亜硫酸無添加で醸造しているが、そのワインには、ロワールのカベルネ・フランの格調高さと気品、素朴と野趣がないまぜになり、目覚ましい滋味は感動的。シノンが生んだ偉大な文豪フランソワ・ラブレーがもし口にすれば必ずや絶賛し、巨人ガルガンチュア(ラブレー代表作の主人公)にきっと何本も飲み干させたであろう味わいである。年産10,000本前後。
(インポーター資料より)