France / Auvergne
Henri Chauvet アンリ・ショヴェ
· Abrupt 2023
品種 ガメイ
赤 1500ml
歴史あるブド丘陵(非常に急峻な斜面)の、最良のテロワールのガメイを全てブレンドしたワインです。
玄武岩が主で、様々なタイプの泥灰土(主に青泥灰土)が混ざり合っています。手摘みで収穫
後、大きな円錐形の木製タンクで12~15日間の全房マセレーションを行います。2023年のブドウは長時間のマセレーションには適していなかったため、マセレーション時間を短縮しました(灼熱の夏で果皮が非常に厚かったため、苦味が強いワインになってしまうのではないかと懸念していました)。
500リットル、300リットル、228リットルの古樽で18ヶ月熟成。酵母不使用、無清澄、無濾過。
(インポーター資料より)
Henri Chauvet / Abrupt 2023 1500ml
アンリ・ショヴェは、ドルドーニュでワイン造りをしていた祖父と同じくワインを造るため、自分が生まれ育ったオーヴェルニュのブドに戻り、2021年に初めてワインを造りました。
アンリはブドにあったドメーヌ・ソヴァが所有していた畑を引き継ぎました。アンリの畑は東向きから、南西向きの斜面にあり、一部はとても急峻です。
基本的には火山岩土壌であり、火山弾や玄武岩が多く見られる区画や青色、赤色、白色のマールが混ざった珍しい畑も存在します。
栽培しているブドウ品種はガメイ(ガメイドーヴェルニュ、ガメイ・ボジョレー、その他ガメイの亜種が少量)、ピノ・ノワール、シャルドネ。その他、シラーとカベルネ・フランを新たに植樹し、来年には収穫が可能です。
大学を卒業後は一時期銀行で働いていましたが、その間に日常的に飲んでいたワインに本格的に魅せられ、銀行を辞めました。ブルゴーニュで醸造学を学んだ後、ラストーのジェローム・ブレッシー、そしてコルナスのティエリー・アルマンの元で働きました。二人は現在までアンリの模範的存在となっています。
ブドの地に拠点を構えたのは、多様な土壌と少なくとも2つの大きく異なるテロワールが存在したからです。
「シャマレ(Le Chamaret)」
「ドナザ(Donazat)」と呼ばれる区画には赤い粘土があり、オーヴェルニュというよりはボジョレーを想起させる乾いた微気候があります。
そして村を一望できる急斜面の「コトー・デュ・バコネ(Coteaux du Baconnet)」「バヴォット(Bavotte)」には、玄武岩をはじめとしたオーヴェルニュに存在する異なる土壌が集まってモザイク状に散りばめられています。
そして、「ラ・ケール( La Quaire)」というマールが多く見られる区画があります。
(インポーター資料より)
(以下、アンリのメールの直訳です)
2023年は夏に深刻な干ばつに見舞われたヴィンテージでした。6月、7月、8月の3ヶ月間で25mm弱の雨が降り、3度の熱波に見舞われました。春は雨が多く、病害は比較的容易に防ぐことができました。
この干ばつの影響で、ブドウは乾燥し、当初は豊作が期待されていた収穫量の50%を失うことになりました。最終的な収穫量は30hl/haでしたが、近隣の生産者の収穫量はさらに少なかったため、私たちは特に幸運だったと思っています。
驚くべきことに、アルコール度数は13.5%未満で酸度は2022年よりも高く、非常にバランスがいいです。深みがありながらもやや引き締まったヴィンテージで、もう少し熟成させる価値があります。最終的な出来栄えは、2021年と2022年の素晴らしい融合と言えるでしょう。正直に言うと、夏の間は気候が心配でたまらなく、乾燥によってブドウの生育が止まることで収穫ができないことも想定し、ネゴシアンのワインを造ることにしました。
私はドメーヌの唯一の所有者であり、私の最大の願いは、夜ぐっすり眠ること、ローンの返済を続けること、そして従業員の家族を支え続けることです。これを実現させて初めてワインを造り続けることができます。
ブドウの供給地は2つありました。1つはラングドックのラ・リヴィニエールで、そこではチームと共に非常に古いカリニャンを収穫しました。
もう1つはサヴィニー・レ・ボーヌで、こちらはピノ・ノワールを栽培しています。どちらのブドウも有機栽培認証を受けています。ブドウを購入する際に重視することは、ブドウ生産者に敬意を払い、期限内に適正な価格を支払うこと、そして必ず我々がドメーヌで行っているような丁寧な栽培で有機栽培認証を受けたブドウを購入すること。
そしてネゴシアンのワインだと誰もがわかる明確なラベルを付けて販売することです。
(インポーター様資料より)
