France / Champagne
Jacques Lassaigne
· LE COTET NV品種 シャルドネ
白発泡
「ル・コテ」と呼ぶ区画の葡萄だけで造ったキュヴェ。
モングーの丘の最も東にある斜面に根を張る樹齢50年以上のヴィエイユ・ヴィーニュ(古樹)。
ミネラル感が強くフレッシュで、余韻にレモンの風味が残ります。今回のロットは2015年がベース。2002年~2014年のワインをブレンド。
アルコール度数:12%
樹齢:約50年
栽培:ビオディナミ栽培
土壌:白亜質
SO2:無添加
(インポーター資料より)
Jacques Lassaigne / LE COTET NV
【生産者】エマニュエル・ラセーニュ
(シャンパーニュ地方 / モングー村)~ 孤高のナチュラルシャンパーニュ ~
ランスでもエペルネでも無く、シャンパーニュ地方南部トロワの東にあるモングー村の白亜質土壌で造られるプラン・ド・プラン。 王様や貴族の為のシャンパーニュでは無く、型にはまらないフリージャズスタイルのシャンパーニュ造りを貫くエマニュエル・ラセーニュ。 伝統に縛られない、流行に流されない、ただテロワールを表現するシャンパーニュ造りを目指す、まさに孤高のナチュラルシャンパーニュと言える。
1.モングー村のテロワール「第2のコート・デ・ブラン」
エペルネから約80km南に位置するトロワ近郊のMontgueux(モングー)村。 このあたりの土壌はモンラッシェともよく比較され、シャルドネの銘醸地「コート・デ・ブラン」からこの地区へと南に連なる 白亜質の強い土地が続くため、「第2のコート・デ・ブラン」と呼ばれる。
モングー村の土壌の特徴は何と言ってもチョークのような白亜質土壌の区画のため、キリっとしたミネラル感と引き締 まった味わいが生まれる。
もう一つの特徴はコート・デ・ブランよりも高い熟度ということ。コート・デ・ブランよりも南に位 置し、南東向きという日照に優れた条件がぶどうの熟度を高め、出来上がったシャンパーニュに、より多くのボリューム感 を与える。2.モングーと日本の繋がり「日本ワイン発祥となるモングー村クロ・サン・ソフィ」
モングー村は日本ワインとゆかりのある場所でもある。明治時代に政府の命を受け、勝沼より2人の青年が渡仏し、この村の農学者かつ苗木 商であるシャルル・バルテ氏の元でぶどう栽培、ワイン醸造を学び、モングー村中央にあるクロ・サン・ソフィの区画の苗木を100本日本に持ち 帰り、勝沼においてぶどう栽培を始めたのだ。 「クロ・サン・ソフィ」のラベルには、日本ワイン発展の最大の協力者であるシャルル・バルテ氏が勲章を授与された御礼にと明治天皇へ贈った 菊の花「みかど」が描かれている。
3.エマニュエルのシャンパーニュ造りの哲学
エマニュエル・ラセーニュは1999年にこのドメーヌを父から引き継ぎ、有機栽培とビオディナミに転換。 白亜質土壌に適したシャルドネにより、テロワールを表現したブルゴーニュ的なシャンパーニュ造りを目指している。
【蔵の特徴】
・ロゼ以外はシャルドネ100%の「ブラン・ド・ブラン」だけを造る。ラベル上にあえて大きく表示しないが、この地区の「テロワール」を余すところ無く発揮してくれる シャルドネをこよなく愛する。
・細かな泡立ちには秘密がある。一般的な温度よりも約2°C低い地下カーヴでゆっくり瓶内発酵を行うことによって、極めて細かく溶け込んだ泡が出来あがる。
・毎年「ヴィンテージシャンパーニュ」を造り、熟成の経過を研究。また、シャトーシャロンのヴァンジョーヌに使っていた樽や、ニーポートの樽、シェリー樽などを使用し て熟成したもの、さらにガヌヴァのヴァンジョーヌの澱と醸したキュヴェなどを造ったりと毎年新しい事に挑戦。その探求心はつきない。【栽培】
・有機栽培/ビオディナミ栽培。
【醸造】ぶどう由来のデリケートなアロマを失わないように、次の点に注意している。
・醸造・熟成中はポンプを極力使わない。
・亜硫酸を使わない。 ⇒一般的なシャンパーニュ造りでは醸造中のいろいろな過程で亜硫酸を加えるが、そのせいでぶどう本来の香りを無くなってしまう。
・ドサ―ジュをしない。⇒ドサ―ジュ・ゼロのエクストラ・ブリュット。この蔵では「門出のリキュール」の時には添加しない。シャンパーニュ南部のモングー村のシャルドネの熟度は高く、エク ストラ・ブリュットでもぶどう本来の甘味を感じる。
・清澄作業をしない。⇒ワイン造りはノンコラージュ、ノンフィルター。ワインは収穫年のワインを主体(60~70%)にして、前年のリザーヴワインを30~40%ブレンド。(インポーター資料より)