France / Auvergne
L’egrappille(Cathrine Dumora)レグラッピーユ(カトリーヌ・デュモラ)
· EGRAPI(J) 2021
品種 マカブー80%、ヴィオニエ20%
白微発泡 750ml
2021年は霜の影響で自社畑の葡萄が全滅となった為、買い葡萄を使用しています。
ダイレクトプレス。2ヶ月間グラスファイバータンクで発酵。残糖がある発酵途中で瓶詰めして瓶内発酵。
中程度の黄色。
黄プラムやミラベル、アプリコット、りんごのコンポートなど熟した果肉感のある果実の香りに、安政柑や晩柑などの和柑橘、白やオレンジの花々などの香りが混ざり合います。
細かな泡が熟した果実の甘やかな風味をふっくらと口中に膨らませ、泡はすっと馴染むように消えていきます。その後、留まる風味は小気味良い酸が支えながら、プラムなどの果肉感のある芳醇な果実、りんごやカリンのコンポートなど充実感のある風味に、柑橘の爽快感溢れる風味が絡み合い、華やかで甘酸っぱいフルーティーな印象が長く続きます。
(インポーター資料より)
L’egrappille / EGRAPI(J) 2021
これまでヤオ・ファタルのマニュエル・デュヴォーとレグラッピーユのカトリーヌ・デュモラは、夫婦で2つのドメーヌを持ち醸造を行なってきましたが、2019年に別々の道を歩むことになりました。
マニュエル・デュモラは、18歳の頃に通っていた農業学校で知り合った友人の実家がワインを造っていたことから、家へ遊びに行ったりしているうちに関心を抱きました。更に、彼自身はワイン生産者の家系の出ではありませんが、何代にもわたって果樹園を営む家に生まれただけではなく、牛や鳥などの動物も飼い堆肥も作っていたため有機栽培が当然といった環境で育っています。そのため、かなり若いうちから自然栽培、ビオやビオディナミによるブドウ栽培に興味があり多くの生産者を訪問、彼らのワインも30年間にわたり飲み続けています。その蓄積によって、全ての作業は納得できるブドウを収穫するためにあるべきで、ただ畑を耕し堆肥を投入するといった単純作業では決してなく、畑の状態を注意深く確認しながら行はなければならないと考えております。
妻のカトリーヌは、農村の経済を発展させるためのコンサルティング業に従事していた2012年、パトリック・ブージュ(オーヴェルニュ地方の偉大な生産者として知られる)主催のピクニックで友人からマニュエルを紹介されました。その7ヶ月前に酒屋さんの試飲会でパトリックだけではなく、ピエール・ボージェ、ティエリー・ルナールなどの名だたる生産者のワインを飲む機会があり、オーヴェルニュ地方のヴァンナチュールに対して強い関心を抱いていました。マニュエルと二人でパトリックの蔵を訪問しているうちに、研修していたオーレリアン・ルフォーから、彼の家から遠すぎるため使わない畑を紹介され、これを借りて始めたのが2013年です。収穫の指揮は、少しでも傷んだブドウを迷わず捨てることができる彼女が、全てを指揮しています。 二人は、ワインの基となるブドウが最良のものになるよう注力しています。具体的には、畑を耕す場合は馬で必要最低限に留めること。害虫や病気対策としてローリエやミント等を蒸留して作った芳香性のある水、オレガノ等のエッセンシャルオイル、そして亜鉛や硫黄と銅、いずれも必要最小限の散布に抑えること。そして収穫量を低く保つこと。こうして栽培から収穫されたブドウを自然発酵、フィルターや清澄作業は行わず、酸化防止剤をはじめとする添加物も一切加えず、限りなく100%に近い「ブドウ果汁だけを原料とした」純粋なワインを造ることに全力を尽くしております。
(インポーター資料より)