France / Auvergne
L’egrappille(Cathrine Dumora)レグラッピーユ(カトリーヌ・デュモラ)
·EGRAPIJ 2020 エグラッピジ
品種 ガメイ・ドーヴェルニュ
赤 750ml
(王冠:ガスはありません)
4/5の葡萄をダイレクトプレスし、ダイレクトプレスジュースに全房の葡萄1/5をで8日間マセラシオン。Jarres(ジャー)と呼ばれる、磁器製のアンフォラのような形をした容器で発酵・熟成。
仄かにオレンジがかった淡い赤色。熟したフランボワーズやザクロ、クランベリー、苺など赤い果実の香りに、ピンクグレープフルーツのようなほろ苦い柑橘、香水や花束のようなハッとするような華やぐ香りが感じられます。
ピリピリとした微細なガスが一瞬舌先をかすめ溌剌とした印象を与え、仄かな甘みがあり口当たりが良く感じられます。可憐で無垢な赤い果実や赤いプラムなどの瑞々しいシズル感を想わせる果実味が大きく広がり、仄かな柑橘のほろ苦さや風味が重なり爽快な印象を加えています。
馴染みやすく若々しい果実味でありながら、様々な風味が少しづつ溶け込み複雑な様子が感じられ、ついついもう1杯と手が伸びてしまう魅力に溢れる仕上がりです。
(インポーター資料より)
L’egrappille / EGRAPIJ 2020
これまでヤオ・ファタルのマニュエル・デュヴォーとレグラッピーユのカトリーヌ・デュモラは、夫婦で2つのドメーヌを持ち醸造を行なってきましたが、2019年に別々の道を歩むことになりました。
マニュエル・デュモラは、18歳の頃に通っていた農業学校で知り合った友人の実家がワインを造っていたことから、家へ遊びに行ったりしているうちに関心を抱きました。更に、彼自身はワイン生産者の家系の出ではありませんが、何代にもわたって果樹園を営む家に生まれただけではなく、牛や鳥などの動物も飼い堆肥も作っていたため有機栽培が当然といった環境で育っています。そのため、かなり若いうちから自然栽培、ビオやビオディナミによるブドウ栽培に興味があり多くの生産者を訪問、彼らのワインも30年間にわたり飲み続けています。その蓄積によって、全ての作業は納得できるブドウを収穫するためにあるべきで、ただ畑を耕し堆肥を投入するといった単純作業では決してなく、畑の状態を注意深く確認しながら行はなければならないと考えております。
妻のカトリーヌは、農村の経済を発展させるためのコンサルティング業に従事していた2012年、パトリック・ブージュ(オーヴェルニュ地方の偉大な生産者として知られる)主催のピクニックで友人からマニュエルを紹介されました。その7ヶ月前に酒屋さんの試飲会でパトリックだけではなく、ピエール・ボージェ、ティエリー・ルナールなどの名だたる生産者のワインを飲む機会があり、オーヴェルニュ地方のヴァンナチュールに対して強い関心を抱いていました。マニュエルと二人でパトリックの蔵を訪問しているうちに、研修していたオーレリアン・ルフォーから、彼の家から遠すぎるため使わない畑を紹介され、これを借りて始めたのが2013年です。収穫の指揮は、少しでも傷んだブドウを迷わず捨てることができる彼女が、全てを指揮しています。 二人は、ワインの基となるブドウが最良のものになるよう注力しています。具体的には、畑を耕す場合は馬で必要最低限に留めること。害虫や病気対策としてローリエやミント等を蒸留して作った芳香性のある水、オレガノ等のエッセンシャルオイル、そして亜鉛や硫黄と銅、いずれも必要最小限の散布に抑えること。そして収穫量を低く保つこと。こうして栽培から収穫されたブドウを自然発酵、フィルターや清澄作業は行わず、酸化防止剤をはじめとする添加物も一切加えず、限りなく100%に近い「ブドウ果汁だけを原料とした」純粋なワインを造ることに全力を尽くしております。
(インポーター資料より)