Italy / Lazio
Le Coste レコステ
Bianco 2022 ビアンコ
品種 プロカーニコ 70%、マルヴァジーア ディ カンデイア、ヴェルメンティーノ、他。樹 齢 10~40 年。
白(オレンジ)750ml
2021に続いて猛暑となったヴィンテージ2022、 夏の暑さと乾燥を乗り切ったブドウは、非常に凝縮したものだったと話すジャンマルコ。しかし、収穫時期に雨に見舞われてしまい、すべてのブドウを収穫することができなかったという悲 運なヴィンテージでもあります。それでも、カビや腐敗果を手作業で徹底して取り除き、厳選したブドウだけを収穫したことで、クオリティについては非常に高いヴィンテージといえると語る 彼。数あるキュヴェの中でも「基本」というべき白 Bianco22 ビアンコは、近年の流れとは大きくかけ離れたスタイルに変貌を遂げております。
「収穫時期の雨で判断を迫られたヴィンテージだった。すべての畑のブドウを理想的な状態で収穫することは不可能だったし、一部のブドウはカビにやられて収穫さえできなかった。その中で、理 想に近づけるための収穫、、。例年の 2 倍以上の時間をかけ、粒単位といっても過言ではない選別を行った。結果的に、多くの収穫を失ったけれどブド ウの健全さ、繊細さにおいては、例年以上のクオリティのブドウだった」、といいます。
2021 のような完熟や力強さを感じるヴィンテージではなく、フレッシュさや香り、果実の軽快さを感じる 2022。その特徴を表現するため、果皮との接 触を短くし、フレッシュで軽快なヴィンテージの個性を表現した醸造を行ったジャンマルコ。
近年は長いマセレーションが主流となっていましたが、2012 年以前のような、繊細さを重視したスタイル。個人的にはこの飲み心地こそ「レ コステ」の真髄だと直感できる味わい。
ただご安心ください!昔のような、「一歩も踏み外せないような危 うさ」は皆無!
本当にキレイに果実を感じ、安定を感じる味わい。安心して開けていただけると思います。前回の 21 にも感じましたが、醸造的なニュアンスよりも、果実的な香りや味わ いを強く感じます。ワイン全体に感じる清潔さ、複雑さと繊細さを持ち合わせた、素晴らしい飲み心地です。のクオリティには本当に驚かされてばかりですが、本当に複雑さと繊細さを持ち合わせたビアンコ。
収穫後、果皮と共に 5 日間、野生酵母にて醗酵が始まる。圧搾し て大樽に移し醗酵が終わり、そのまま 12 か月、ボトル詰め後 6 か月の熟成。フレ ッシュさや香り、果実のキレイさを感じる 2022。その特徴を表現するため、果皮と の接触を短くし、2012 以前のような、繊細さを重視したスタイル。この飲み心地こ そ「レ コステ」の真髄だと直感できる味わい。ワイン全体に感じる清潔さ、複雑さと
繊細さを持ち合わせた、素晴らしい飲み心地です。
(インポーター資料より)
Le Coste / Bianco 2022
ジャンマルコ アントヌーツィ、彼ほど合理的かつ感性的な造り手に出会ったことはあっただろうか。ヴァレンティーニやシュレール、、、愛する造り手のワインを飲むうちに、自らワインを造りの道を選んだジャンマルコ。フランスのヴァンナ チュール生産者の元で働きながら学び、帰国後2004年より祖父の住むラツィオ北部、グラードリのブドウ畑より栽培、ワイン造りを開始した。なぜフランスで学んだか?それは「自分が最も好きなワインの造り手達がいたから」、奔放なよう で非常に真剣、強すぎる情熱はすべて畑に、カンティーナに向けられている。驚くほど多種類のワインもすべてがシンプルに表現し続けた結果、愉しみのあるワイン、そしてたくさんのメッセージが込められている。 カルデラ型の湖ラーゴ ディ ボルセーナの畔。周辺の土壌は火山礫、凝灰岩、顆粒状の石が積み重なり形成されている。砂質、火山性の堆積物、特に鉄分が多く、石灰質と共にブドウに特徴的なミネラルを与えている。標高は350m ~450mの間に位置し、祖父の畑や周囲の小さな放棄地を寄せ集めた2ha(樹齢が非常に高い)と、2004年に彼が手に入れた3haの土地「Le Coste」。その他、少しずつ土地を買い足し、現在は合計8ha。畑では農薬はもちろん、堆肥 なども一切使わない農法を徹底。畑ではブドウ樹だけを栽培するのではなく、自家消費用に野菜やオリーブ(一部は販売用にも生産)、果実を混植。単一的な環境ではない、より多様性のある畑、自然環境に近づける努力を惜しまな い。「Le Coste」の畑は植樹から仕立て、手入れまで、一切の妥協なく≪最高のブドウ≫を収穫することのみを考えた畑。まだ15年に満たない樹齢でありながら、高樹齢の畑以上の良質なブドウを付ける。樹齢が古いという事はもちろん 大切だが、健全に年を重ねてきたかも大切。樹すべてを把握し、樹勢から結実、果実の状態まですべてを見てワインを造る。彼の醸造はカンティーナではなく畑でもう始まっている。
レ コステのフィロソフィともいえる、醸造からボトリングに至るまで、一切の薬品類、温度管理、清澄、ろ過を行わないワイン造り。細かく分かれた畑から収穫されるブドウはそれぞれ、果実の密度、味わいの構成、いわゆるテロワール(土地) のキャラクターが違う。その違いを最大限に表現して造るため、ベース的なワインを除き、Cruごとに造られている。ポテンシャルを秘めたブドウには最大限の追求(挑戦)を、また日常的なワインには毎日飲んでも飽きることのない心地よ さ、愉しみを持ったワインにと、多様な中にもはっきりと個性を秘めたワイン。そしてすべてに共通しているのは、「異常なほどの飲み心地」。自由さを持ちながらも、ゆるぎない覚悟を持ち、挑戦をし続ける最高の造り手。(インポーター資料より)

