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Italy / Lazio

Le Coste レコステ

·Paino 2015 パイーノ

品種 プロカーニコ100%

750ml 白(オレンジ)

 

 

 

ジャンマルコの祖父のニックネームから名づけられたワイン。2014までは樹齢の古いVecchiaVignaヴェッキア ヴィーニャの畑より選抜したブドウで醸造を行っていましたが、ヴェッキアヴィーニャの限界が近づいた事、そして他の畑の地力、樹のレベルが高まったこともあり、「LaChiesaラ キエーザ」 の畑(低いアルベレッロ、樹齢 10 年程度)から完熟したプロカーニコだけを選別して収穫。そして何より、このパイーノからは醸造~熟成をテラコッタ製のタンク(アンフォラと呼ぶ)にて行うようになったことが、一番の変化でしょうか。アンフォラの 中で 12 カ月、500L の木樽に移し 24 カ月、そして最も大切にしている瓶の中で 36 カ月、、、。合計 60 カ月を費やしてリリースされた、これまでのパイー ノとは、スケールも迫力も桁外れな、、特別なパイーノです。テラコッタという素材にしかない要素(木からの成分を抽出しない、よりニュートラルでありながらセメントタンクのような嫌気的な状況にも陥らない、細かい気泡を通しての微呼吸が生 まれる、、など)こそ、最大限のポテンシャルを秘めたブドウには最も適している、という結論に至ったジャンマルコ。強い果実と酸だけでなく、果皮のタンニンや色素によって守られてい るモストにとって、空気との接触は必要不可欠であり、その期間の長さによってワインが造られていく、成長してゆく。過酷な 3 年に及ぶアンフォラでの期間と同様の期間をボトルの中で 過ごさせることで、ワインの外殻が形成されると考える彼。近年のレ コステにみられる「徹底的に時間を費やした」、特別なキュヴェ。最高のポテンシャルに、十分な時間を費やしたとい う、、言うまでもなく価格もとんでもないワインではありますが、これまでのパイーノの中で明らかに存在感が違う、、。ぐうの音も出ない素晴らしすぎるワインでした、、汗。

 

Le Costeの畑の隣に位置する、ジャンマルコが植えたアル ベレッロ仕立の畑。強烈な日照を受けた2015、樹上で完璧まで成熟したブドウだ けを厳選して収穫した、特別なプロカーニコ。収穫後、除梗してテラコッタ製の容 器の中で1カ月以上、果皮と共に醗酵。圧搾後は別の新しいテラコッタの樽の中で 1年間の熟成。その後500Lの木樽に移し2年間、ボトル詰めしてからもワイン自体 がフォルムを形成するまで3年間、十分すぎる時間を費やしてからリリースされた 新しいパイーノ。十分すぎる果実を持ち、その果実を形成するアンフォラでの醸 造。ポテンシャルを秘めたブドウに、十分に時間を費やした熟成。 液体のサイズの大きさ、迫力はすさまじい、、、。ブドウのポテンシャルの高さをスト レートに発揮するかのような、これまでのパイーノとは一線を画す素晴らしい味わ い。

 

(インポーター資料より)

Le Coste /Paino 2015

¥13,200価格
消費税込み
在庫残り9点
  • 2004年、ジャンマルコ アントヌツィはラツィオ北部のボルセーナ湖半にてブドウ樹の栽培、ワイン醸造を開始。彼の考え方は非常にシンプル、かつ合理的。自分の造りたいワイン、そこに到達するために何が必要なのか?多くの素晴らしい造り手のもとで働き、知識・経験を、、、。祖父の持っていたグラードリのぶどう畑を起点にLe Costeの畑を、、、。フランコ ピエーデ(台木を使わずに自根にて)から薬品など一切を排除した栽培を、、、。知識や技術に傾倒しない、感性に任せた醸造(本人は認めませんが)を、、、。知識・経験・畑・栽培・醸造、そしてそこに「どんなものを造りたいか?」という彼の考える「到達点」。そしてそこに辿り着くために必要な手段。結果、いつも挑戦につながる、いわば全く妥協のない彼の信念。だからこそ毎回楽しませてくれる、常に想像の2~3歩先をゆく造り手。

     

    ジャンマルコ アントヌーツィ、彼ほど合理的、かつ感性的な造り手に出会ったことはあっただろうか。ヴァレン ティーニやジュラール シュレール、愛する造り手のワインを飲むうちに、自らワインを造りの道を選んだジャンマ ルコ。フランスをはじめとした多くのワイナリーでの経験、そして祖父より受け継いだグラードリでのブドウ栽培、そ れぞれ全くの無関係のようですべては彼の計画した通り。そう感じさせてくれる 説得力を持っている。 そして、それだけでは終わらない彼のエネルギーは、畑での挑戦はもちろん 醸造においてもただならぬものがある。そんな彼はいつも想像の斜め上を進み 続ける彼のワイン。そこには造り手だけでない、飲み手へのたくさんのメッセージ が散りばめられている。 グラードリの土地はラツィオ北部、ヴィテルボ近郊カルデラ型の湖ラーゴ デ ィ ボルセーナのほとりにある。このあたりの土壌は火山礫、凝灰岩、細かい顆 粒状の石が積み重なり形成されている。砂質、火山性の堆積物、特に鉄分が 多く、石灰質と共にブドウに特徴的なミネラルを与えている。標高も高く、350~ 450mという斜面、祖父の畑や周囲の小さな放棄地を寄せ集めた3ha(樹齢が 非常に高い)と、2004 年に彼が手に入れた3ha の土地「Le Coste」。2006 年 より収穫・醸造を開始。

     

    2012 ヴィンテージより、大きく変貌を遂げたBianco。これまでは区画の違い を感じることなく、1 種のワインとしてボトル詰めしていたものの、見事な収穫を迎 え、醸造過程にて起きた樽ごとの違いをはっきりと感じたジャンマルコ。醗酵が やや早い段階でストップした結果、若干の甘味と酸、なんとも心地よい口当たり の良さを持つL'abboccatello。果皮の印象が少なく、より本来のビアンコらしい飲 み心地を持つBianchetto。そしてこれまでのビアンコとは圧倒的に違う迫力と安定感、明らかな成長を感じるBianco。3 種類のビア ンコをリリース。そしてさらにはBianco2011 の中で、最も可能性のある(言い換えればまだボトル詰めしたくない)1 つをボトル詰めす ることなく計24 か月樽内にて熟成し、一年遅れでボトル詰めしたというBianco R。そしてこれまではPaino に混ざっていた樹齢60 年を越える高樹齢のプロカニコのみを、ごく短いマセレーションを行い木樽にて醗酵・熟成したというLe Vigne piu Vecchie。Le Coste とは比べがたい、全く別の雰囲気、それでいてやはり年月の醸し出す迫力、醸造という部分ではややおとなしい分、現段階で の完成度に驚かされる。

     

    赤においても飲み心地を優先、2 週間のマセレーションによる醗酵、圧倒的 な滑らかさを持ったRosso、ビアンコ同様、1 年長い樽熟成をさせたRosso R。見 事ともいえる収穫を迎えた2012 とは対照的に冷涼な雰囲気を持った2013 年の 白はBianchetto,Bianco の二つ。果皮の剛健さよりも果実的な香りや酸の印象が 強い「バランスと繊細さを持ったヴィンテージ」、ビアンケットはより飲み心地の良さ とスムーズさ、ビアンコについても前年より繊細さを感じるワインとなっている。そし て結果的にRosato は今回より果皮との接触を行わずに果樹のみでの醗酵に挑 戦。これまでをはるかに超える手ごたえを感じたというジャンマルコ。そして時折リリ ースされるRosso di Gaetano、以前からジャンマルコが栽培を手伝いブドウを分けてもらっていた近所のガエターノ爺。彼の畑で素 晴らしい収穫を迎えられたこと&ガエターノの生計を助けることにもつながることから、醸造&ボトル詰めされる。それぞれのワインの 種類に、生産量がまったく追いついてない。そんなことは百も承知、一切動じることなく突き進む自由奔放、傍若無人、それこそが 彼、ジャンマルコ アントヌーツィである。

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