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Italy / Lazio

Le Coste レコステ

·Paino 2016 パイーノ

品種 プロカーニコ100%

750ml 白(オレンジ)

 

Le Costeの畑、La Chiesaの畑、どちらも自身が植樹した 最高品質のブドウの収穫を目的とした畑。

それぞれより、収穫量、果皮の熟成、厳 しく選別したブドウのみ収穫。

除梗し、果皮、種子と共にテラコッタ製の容器で1カ 月以上のマセレーション。圧搾後、テラコッタ製のタンクに戻し12カ月の熟成。 500Lのオーク樽に移し、さらに24カ月。

ボトル詰めしてからもワイン自体がフォル ムを形成するまで36カ月、十分すぎる時間を費やしてからリリースされた新しいパ イーノ。

十分すぎる果実を持ち、その果実を形成するアンフォラでの醸造。ポテン シャルを秘めたブドウに、十分に時間を費やした熟成。

数あるキュヴェの中でも「特別」に位置する白ワイン。

 

前回の 2015 に続き、液体 のサイズの大きさ、迫力はすさまじいです。ブドウのポテンシャルの高さをストレート に感じます。

果実由来の多様で複雑な香り、アロマ、絹のようなタンニン、素晴らし いバランス感、エレガントな余韻。

そして以前のパイーノには感じ得なかった繊細さ と透明感。ブドウのみでこれほどの複雑な香りや味わいが生まれる事に改めて驚 かされる素晴らしいワインだと思います。

 

 

 

 

 

ジャンマルコの祖父のニックネームから名づけられたワイン。2014までは樹齢の古いVecchiaVignaヴェッキア ヴィーニャの畑より選抜したブ

ドウで醸造を行っていましたが、2005 年以降に植えた畑、樹のレベルが高まったこともあり、2015 以降、Le Coste の畑などから造るようになってい ます。この2016は「LaChiesaラ キエーザ」の畑(低いアルベレッロ、樹齢10年程度)、「LeCosteレ コステ」の畑(低いアルベレッロ、樹齢12 年、自根)から完熟したプロカーニコだけを選別して収穫。そして 2015 より、醸造~熟成の一部をテラコッタ製のタンク(アンフォラ)にて行うようになり ました。アンフォラの中で 12 カ月、500L の木樽に移し 24 カ月、そして最も大切にしている瓶の中で 36 カ月、、、。合計 72 カ月を費やしてリリース された、以前のパイーノとは、スケールも迫力も大きく異なる特別なパイーノとなります。

 

テラコッタという素材にしかない要素(木からの成分を抽出しない、よりニュートラルでありながらセメントタンクのような嫌気的な状況にも陥らない、細かい気泡を通しての微呼吸が生 まれる、、etc)こそ、果皮や種子のポテンシャルを引き出すのに最も適している、という結論に至ったジャンマルコ。強い果実と酸だけでなく、果皮のタンニンや色素によって守られてい るモストにとって、空気との接触は必要不可欠であり、その長さによってワインが造られ、成長してゆく。アンフォラや木樽での熟成期間と同じ、いやそれ以上の期間をボトルの中で過ご させることで、ワインの外殻が形成されると考える彼。近年のレ コステにみられる「徹底的に時間を費やした」特別なキュヴェ。

そしてこのスタイルで造る 2 回目となる 2016、ヴィンテージ的にも非常に恵まれており、ブドウのクオリティは素晴らしく力強い、「厳格なヴィンテージ」。リリースまでに 6 年、そして入 港よりさらに 1 年費やしたことで、このワインの本当の魅力を感じていただける状態だと思います。非常に強く凝縮していた果実は多様な香りとアロマで溢れ、重厚でありながらフレッシュ さも残っている状態。非常にきめ細かくなめらかなタンニンと酸、奥行き、余韻の長さ、、、素晴らしいの一言です。

妥協なく造り上げた特別な畑、素材となるブドウへの徹底したこだわり、そして醸造にかける仕事量と時間。そのすべてを考えてワインを造る事が、どれほど難しい事なのか。ぜひ知 っていただきたい、そう思えるワイン。当然ながら、そのようなワインは沢山造る事はできません。そして価格も決してお手頃なモノでもなく、、、汗。ただ、その価値は間違いなくワインが 証明している、どうか覚えていてほしい特別なキュヴェです!

(インポーター資料より)

Le Coste /Paino 2016

¥17,600価格
消費税込み
在庫残り2点
  • 2004年、ジャンマルコ アントヌツィはラツィオ北部のボルセーナ湖半にてブドウ樹の栽培、ワイン醸造を開始。彼の考え方は非常にシンプル、かつ合理的。自分の造りたいワイン、そこに到達するために何が必要なのか?多くの素晴らしい造り手のもとで働き、知識・経験を、、、。祖父の持っていたグラードリのぶどう畑を起点にLe Costeの畑を、、、。フランコ ピエーデ(台木を使わずに自根にて)から薬品など一切を排除した栽培を、、、。知識や技術に傾倒しない、感性に任せた醸造(本人は認めませんが)を、、、。知識・経験・畑・栽培・醸造、そしてそこに「どんなものを造りたいか?」という彼の考える「到達点」。そしてそこに辿り着くために必要な手段。結果、いつも挑戦につながる、いわば全く妥協のない彼の信念。だからこそ毎回楽しませてくれる、常に想像の2~3歩先をゆく造り手。

     

    ジャンマルコ アントヌーツィ、彼ほど合理的、かつ感性的な造り手に出会ったことはあっただろうか。ヴァレン ティーニやジュラール シュレール、愛する造り手のワインを飲むうちに、自らワインを造りの道を選んだジャンマ ルコ。フランスをはじめとした多くのワイナリーでの経験、そして祖父より受け継いだグラードリでのブドウ栽培、そ れぞれ全くの無関係のようですべては彼の計画した通り。そう感じさせてくれる 説得力を持っている。 そして、それだけでは終わらない彼のエネルギーは、畑での挑戦はもちろん 醸造においてもただならぬものがある。そんな彼はいつも想像の斜め上を進み 続ける彼のワイン。そこには造り手だけでない、飲み手へのたくさんのメッセージ が散りばめられている。 グラードリの土地はラツィオ北部、ヴィテルボ近郊カルデラ型の湖ラーゴ デ ィ ボルセーナのほとりにある。このあたりの土壌は火山礫、凝灰岩、細かい顆 粒状の石が積み重なり形成されている。砂質、火山性の堆積物、特に鉄分が 多く、石灰質と共にブドウに特徴的なミネラルを与えている。標高も高く、350~ 450mという斜面、祖父の畑や周囲の小さな放棄地を寄せ集めた3ha(樹齢が 非常に高い)と、2004 年に彼が手に入れた3ha の土地「Le Coste」。2006 年 より収穫・醸造を開始。

     

    2012 ヴィンテージより、大きく変貌を遂げたBianco。これまでは区画の違い を感じることなく、1 種のワインとしてボトル詰めしていたものの、見事な収穫を迎 え、醸造過程にて起きた樽ごとの違いをはっきりと感じたジャンマルコ。醗酵が やや早い段階でストップした結果、若干の甘味と酸、なんとも心地よい口当たり の良さを持つL'abboccatello。果皮の印象が少なく、より本来のビアンコらしい飲 み心地を持つBianchetto。そしてこれまでのビアンコとは圧倒的に違う迫力と安定感、明らかな成長を感じるBianco。3 種類のビア ンコをリリース。そしてさらにはBianco2011 の中で、最も可能性のある(言い換えればまだボトル詰めしたくない)1 つをボトル詰めす ることなく計24 か月樽内にて熟成し、一年遅れでボトル詰めしたというBianco R。そしてこれまではPaino に混ざっていた樹齢60 年を越える高樹齢のプロカニコのみを、ごく短いマセレーションを行い木樽にて醗酵・熟成したというLe Vigne piu Vecchie。Le Coste とは比べがたい、全く別の雰囲気、それでいてやはり年月の醸し出す迫力、醸造という部分ではややおとなしい分、現段階で の完成度に驚かされる。

     

    赤においても飲み心地を優先、2 週間のマセレーションによる醗酵、圧倒的 な滑らかさを持ったRosso、ビアンコ同様、1 年長い樽熟成をさせたRosso R。見 事ともいえる収穫を迎えた2012 とは対照的に冷涼な雰囲気を持った2013 年の 白はBianchetto,Bianco の二つ。果皮の剛健さよりも果実的な香りや酸の印象が 強い「バランスと繊細さを持ったヴィンテージ」、ビアンケットはより飲み心地の良さ とスムーズさ、ビアンコについても前年より繊細さを感じるワインとなっている。そし て結果的にRosato は今回より果皮との接触を行わずに果樹のみでの醗酵に挑 戦。これまでをはるかに超える手ごたえを感じたというジャンマルコ。そして時折リリ ースされるRosso di Gaetano、以前からジャンマルコが栽培を手伝いブドウを分けてもらっていた近所のガエターノ爺。彼の畑で素 晴らしい収穫を迎えられたこと&ガエターノの生計を助けることにもつながることから、醸造&ボトル詰めされる。それぞれのワインの 種類に、生産量がまったく追いついてない。そんなことは百も承知、一切動じることなく突き進む自由奔放、傍若無人、それこそが 彼、ジャンマルコ アントヌーツィである。

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