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Italy / Lazio

Le Coste レコステ

·Rosso Cru “Le Coste” 2016 ロッソ クリュ レコステ

品種グレゲット 100%

750ml 赤

 

昨年に続き、Cru のロッソもリリースされました!ヴィンテージはなんと 2016、5 年以上の歳月をかけて造られたグレゲット 100%、最大限のチャレンジをした畑 Le Coste を表現したワイン。


レ コステと付き合ってきた中で、私自身最も苦労したのはその「キュヴェの多さ」。一つ一つのワインを追い続けているうちに、その数のあまりの多さに、何度も混乱させられてきました。しかしつい先日、ローマで行われた Cru シリーズの垂直試飲に参加させていただく好機に恵まれました。その内容はあまりにもシンプルで簡単!すべてのワインは(中には例外もあるけどw)ことグラードリの土地、火山性土壌、それぞれのブドウを最大のところで収穫し、醗 酵・圧搾・木樽に入れるだけ。自分が技術的に手を加えるのではなく、そのままを表現する事」。一見当前のような言葉なんですが、これだけ多様なキュ ヴェを見てきた私自身にとっては、最も欲しかった答えのように感じてしまいました。

 

2004 年に植樹した自根、アルベレッロ仕立、超低収量のグレゲットから収穫した、最高レベルのグレゲットを長期間果皮と共に醗酵。絞った後、500L の木樽の中で 20 カ月、ボトル 詰め後 36 カ月、十分な時間を費やしたワイン。言葉にすると決して迫力があるわけではないですが、当然な仕事をきっちりこなして造り上げられたワイン。そして、最も感じ得るのはこ の畑「Le Coste」のもつポテンシャルと、他の地域では感じ得ない軽快な酸、そして複雑さ、、。その名前が示す通り、彼のスタートであり最大限の土地を表現した赤ワインです。

 

グレゲット100%、Le Costeの畑2004年植樹より、厳選して収穫。除梗したあと、潰さずタンクの中でセミカルボニックマセレーションの状態で2週間。その後櫂入れを行い1カ月以上、醗酵が完全に終わるまで長期間のマセレーションを行う。圧搾後、500Lのフランス産木樽に移し20カ月の熟成。ボトル詰めを行い、ワインの 外格が出来上がるのを待ち36カ月の熟成。 名前の通り、彼らのスタートの土地「Le Coste」を表現した赤。(インポーター資料より)

Le Coste / Rosso Cru “Le Coste” 2016

¥10,120価格
消費税込み
  • 2004年、ジャンマルコ アントヌツィはラツィオ北部のボルセーナ湖半にてブドウ樹の栽培、ワイン醸造を開始。彼の考え方は非常にシンプル、かつ合理的。自分の造りたいワイン、そこに到達するために何が必要なのか?多くの素晴らしい造り手のもとで働き、知識・経験を、、、。祖父の持っていたグラードリのぶどう畑を起点にLe Costeの畑を、、、。フランコ ピエーデ(台木を使わずに自根にて)から薬品など一切を排除した栽培を、、、。知識や技術に傾倒しない、感性に任せた醸造(本人は認めませんが)を、、、。知識・経験・畑・栽培・醸造、そしてそこに「どんなものを造りたいか?」という彼の考える「到達点」。そしてそこに辿り着くために必要な手段。結果、いつも挑戦につながる、いわば全く妥協のない彼の信念。だからこそ毎回楽しませてくれる、常に想像の2~3歩先をゆく造り手。

     

    ジャンマルコ アントヌーツィ、彼ほど合理的、かつ感性的な造り手に出会ったことはあっただろうか。ヴァレン ティーニやジュラール シュレール、愛する造り手のワインを飲むうちに、自らワインを造りの道を選んだジャンマ ルコ。フランスをはじめとした多くのワイナリーでの経験、そして祖父より受け継いだグラードリでのブドウ栽培、そ れぞれ全くの無関係のようですべては彼の計画した通り。そう感じさせてくれる 説得力を持っている。 そして、それだけでは終わらない彼のエネルギーは、畑での挑戦はもちろん 醸造においてもただならぬものがある。そんな彼はいつも想像の斜め上を進み 続ける彼のワイン。そこには造り手だけでない、飲み手へのたくさんのメッセージ が散りばめられている。 グラードリの土地はラツィオ北部、ヴィテルボ近郊カルデラ型の湖ラーゴ デ ィ ボルセーナのほとりにある。このあたりの土壌は火山礫、凝灰岩、細かい顆 粒状の石が積み重なり形成されている。砂質、火山性の堆積物、特に鉄分が 多く、石灰質と共にブドウに特徴的なミネラルを与えている。標高も高く、350~ 450mという斜面、祖父の畑や周囲の小さな放棄地を寄せ集めた3ha(樹齢が 非常に高い)と、2004 年に彼が手に入れた3ha の土地「Le Coste」。2006 年 より収穫・醸造を開始。

     

    2012 ヴィンテージより、大きく変貌を遂げたBianco。これまでは区画の違い を感じることなく、1 種のワインとしてボトル詰めしていたものの、見事な収穫を迎 え、醸造過程にて起きた樽ごとの違いをはっきりと感じたジャンマルコ。醗酵が やや早い段階でストップした結果、若干の甘味と酸、なんとも心地よい口当たり の良さを持つL'abboccatello。果皮の印象が少なく、より本来のビアンコらしい飲 み心地を持つBianchetto。そしてこれまでのビアンコとは圧倒的に違う迫力と安定感、明らかな成長を感じるBianco。3 種類のビア ンコをリリース。そしてさらにはBianco2011 の中で、最も可能性のある(言い換えればまだボトル詰めしたくない)1 つをボトル詰めす ることなく計24 か月樽内にて熟成し、一年遅れでボトル詰めしたというBianco R。そしてこれまではPaino に混ざっていた樹齢60 年を越える高樹齢のプロカニコのみを、ごく短いマセレーションを行い木樽にて醗酵・熟成したというLe Vigne piu Vecchie。Le Coste とは比べがたい、全く別の雰囲気、それでいてやはり年月の醸し出す迫力、醸造という部分ではややおとなしい分、現段階で の完成度に驚かされる。

     

    赤においても飲み心地を優先、2 週間のマセレーションによる醗酵、圧倒的 な滑らかさを持ったRosso、ビアンコ同様、1 年長い樽熟成をさせたRosso R。見 事ともいえる収穫を迎えた2012 とは対照的に冷涼な雰囲気を持った2013 年の 白はBianchetto,Bianco の二つ。果皮の剛健さよりも果実的な香りや酸の印象が 強い「バランスと繊細さを持ったヴィンテージ」、ビアンケットはより飲み心地の良さ とスムーズさ、ビアンコについても前年より繊細さを感じるワインとなっている。そし て結果的にRosato は今回より果皮との接触を行わずに果樹のみでの醗酵に挑 戦。これまでをはるかに超える手ごたえを感じたというジャンマルコ。そして時折リリ ースされるRosso di Gaetano、以前からジャンマルコが栽培を手伝いブドウを分けてもらっていた近所のガエターノ爺。彼の畑で素 晴らしい収穫を迎えられたこと&ガエターノの生計を助けることにもつながることから、醸造&ボトル詰めされる。それぞれのワインの 種類に、生産量がまったく追いついてない。そんなことは百も承知、一切動じることなく突き進む自由奔放、傍若無人、それこそが 彼、ジャンマルコ アントヌーツィである。

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