France / Jura
Les Bottes Rouges
· Gibus 2023 / VdF ジブス
品種:トゥルソー
赤 750ml
『Gibus』には様々な意味がこもっています。畑のオーナーがジルベールと言い、彼のあだ名が『Gibus』。又、『Gibus』とは、フランスで発明された帽子の一種で、図形の上部が機械的なばねで平らになったり、元に戻る帽子のことです。更には、1962年に公開されたフランス映画、『わんぱく戦争』に出てくる主人公の名前でもあります(Le Petit Gibus)。
石灰岩土壌の区画で、収穫後100%除梗し50%ステンレスタンク、50%ドミ ミュイ(600L の樽)で12ヶ月間の熟成。瓶詰めの前にタンクをブレンド。1年の瓶内熟成を経てリリース。
ルビーレッドの外観。少し濁りもあります。
最初に焼きリンゴに似た香りを感じられます。
徐々にシナモンや甘草など甘味のあるスパイスも上がってきて最終的には
アップルパイのフィリングの様に感じられます。
味わいは口に入れた瞬間、森林浴をしているような爽やかな香りに包まれます。
少し揮発酸も感じられますが、それもまたいいアクセントとなり、果実のうまみを引き上げます。とても繊細で滑らかなタンニンと奥深い味わいで複雑感豊富なトゥルソーで、キノコ料理やジビエと抜群の相性を見せます。
(インポーター資料より)
Les Bottes Rouges / Gibus 2023
Les Bottes Rouges を運営しているジャン=バプティスト メニゴス(Jean-Baptiste Menigoz)氏を一言で言い表すとすれば、「献身的な趣味人」。
本来の職業であった教師として働きつつ、ナチュラルワインへの興味の高まりを両立させたジャン=バプティストは、安定した教師と言う職業を辞め、その名の通り「肥沃な土地」であるアルボワ(ケルト語で「ar」と「bos」)でワイン造りを始めることを決意します。その際、ボーヌの醸造学校に入学し、基礎を学んだ後に、友人のラファエル モニエや、ジュラ地方の重鎮ステファン ティソの下で長期にわたる見習い期間を経験しました。
コツコツと着実に丁寧な仕事を積み重ねていく職人タイプ醸造家の彼は、現在4haの畑をフェルマージュ(賃貸契約)しつつも、毎年確実に畑を増やしていき、将来を見据えたワイン造りに取り組んでいます。
2015年からは、アムステルダム出身の元レストランオーナーで、ボジョレーのイヴォン メトラのもとで経験を積んだ後、自然派ワインメーカーに転身したフロリアン クライネ スヌ ヴェリンクをパートナーに迎え、彼女と一緒にプールサール、シャルドネ、トゥルソー、ピノ ノワール、サヴァニャンのブドウを育てています。
ヴィニュロンに転身した現在も、週2回ほど身体に障害を抱える子供たち向けに教師を務めるなど、穏和で心優しいジャン=バプティスト。彼のワインにはその繊細で心優しい人柄が表現されています。
なお、ドメーヌ名の『Les Bottes Rouges』はフランスのロックバンド、『レ ワンパス - Les Wampas』が歌っている曲のタイトルから命名されました。(インポーター資料より)

