France / Rhone
Samuel Boulay サミュエル・ブーレ
Fricheti 2017 フリシュティ
品種 カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー
赤 750ml
ガーネットの色合い。レーズンやプルーン、カレンズなどの黒系果実のドライフルーツ、イチジク煮や黒糖、シナモン、たばこ、枯葉など凝縮感のある果実香に複雑な香りが加わります。
充実感のある果実の風味とそれに伴う甘さのニュアンスが感じられ、ドライフルーツがたっぷりと入った全粒粉のパンなどを想わせながら、ミディアムタッチでしなやかに広がります。
入荷当時は色合いが強く若々しい果実の風味がしっかりとしていましたが、熟成により複雑性やこなれ感、軽やかさや繊細な飲み心地、余分なものが排除され研ぎ澄まされたピュアな印象が引き出され、深い果実の風
味と奥深さが絡み合うしなやかで上品なワインへと変化しています。
(インポーター資料より)
Samuel Boulay / Fricheti 2017
研修生として2000年にミッシェル・オジェに弟子入り、2006年からはスタッフとして雇用され12年まで、自らもワインを造りながら働いた経歴の持ち主。
ジル・アゾーニ氏が畑を売りに出したためこれを購入、5haを得てミッシェル・オジェを退職してアルデッシュで再びワイン造りを開始。
2015年が初ヴィンテージとなります。
●畑仕事について
現在のところ、引き継いだ畑のうち1haはブドウが植わっておらず、更にいくつもの樹を抜いて土地を休ませながら、畑のコンディションを徐々に整える方針。今後は不耕起栽培を行う。アゾーニ氏が耕作していたため、それを突然止めることにより生じる問題を懸念して15年は2畝ごとに耕やしたが、16年からは全て止めている。
単位収穫量についてはロワール時代で8〜10hl/haだったので、ここアルデッシュでも同じくらい収穫できれば十分だと考えている。
土地の面積に対して植わっているブドウが少ないことについて、そういった状況を恥じる生産者は多いが、本人は反対にとても誇りに思っている。
●醸造について
自分の仕事は畑の中でほぼ終わっている。
つまり、収穫したブドウを圧搾すること、必要に応じてピジャージュやルモンタージュをすることくらい。
基本的には何もしないで、微生物の活動を見守るだけと考えている。(インポーター資料より)