Austria / Steiermark
FRANZ STROHMEIER
·Indigo 2019
品種 ブラウアー・ヴィルトバッハー
750ml 赤
栽培と醸造:
有機物、腐植土豊富な片麻岩質の土壌。
樹齢20年のブラウアー・ヴィルトバッハー。
除梗100%、4週間のスキンコンタクト・マセラシオン。
古い225L、500Lの木樽で24ヶ月間の熟成。
レンガっぽい赤色の外観。
一言でいうなら、まさに野性味あふれるピノ・ノワールのよう!
森を思わせるような壮大で穏やかな香りに圧倒される。
繊細で緻密なタンニンでありながら、旨みの詰まり具合はとんでもない。
しなやかで、身体中に染み渡るカツオだしのような濃くも柔らかい旨み。
7月のシュトロマイヤー訪問で一番感動したのは、
2008年の熟成したRot赤でした。
シュトロマイヤーは白・オレンジのイメージが強いかと思いますが、
熟成して信じられないくらい美味しさを発揮するのは赤だったりするんです。
特に今VTのインディゴはこれまでにないくらい柔らかく、妖艶です!!(インポーター資料より)
Strohmeier / INDIGO 2019
NOMAのトップソムリエも頻繁に訪れる!新オーストリアのドン!
まるで、舌から体中に、液体のエネルギーが押し上げてくるよう!
衝撃が続くワイン「シュトロマイヤー」の畑は、
ハンガリー国境までたった80km、オーストリア南の山中にある。
2000mのアルペン山脈からは冷たい風が吹き続け、複雑な微気候の恵みは想像以上!
標高が高く、オーストリアの中でも収穫は最も遅いエリア。
まるで、オーストリアのジュラ!
【畑について】
「畑に行って驚いた!全くの不耕作。下草は伸びまくり、ブドウが森と化しつつある。
畑によっては、グルグル伸びまくった枝に、点々と付くブドウ房。」
「(そこにジャガイモがあるぞ)と言われ、掘るとまるで菜園。
恐ろしいほどに、自然と一体になった畑のエネルギーに立ちすくんだ。
20年来世界のナチュラルな畑を見てきたが、初めてだ!」
(2015年9月訪問時・この畑は写真でさえ見た人が驚きの声をあげる。)
オーストリアは、ビオディナミを提唱したシュタイナーの影響からか自然派ワインが多いイメージだが、
やはりフランス、イタリアと同じように少数派のよう。
「農薬、SO2の使用量が多い生産者は普通にいるよ。
オーストリアでは、自分のワインは理解されないことが多いな(笑)」とフランツ。
【自然派グループの「シュメック・ダス・レーベン」の一員】
この地域で共通の哲学を持った超尖った自然派グループが「シュメック・ダス・レーベン」。
たった5人で構成され、アンドレアス・ツェッペはもちろん、ゼップ・ムスタなどが所属している。
このグループは商業的・プロモーション目的ではなく、ブドウ栽培の研究のために、情報交換を行っている。
しかし、ワインは皆、我が道を行くスタイル!
NOMAのトップソムリエMadskleppeも頻繁に訪れており(秘情報)、
パリのカーヴでもリリース即完売という具合。
ヴァン・ナチュールの世界で、今、台風の目です!
【キャップシールを紙にする4つの理由】
①金属のキャップは自然的ではないので嫌い。
②紙を外して広げて見ると、飲み手に知って欲しいとの思いからフィロソフィーが書いてある。
③上部を破いて紐のところにまとめると、なんとドロップストップになる!
④紙のキャップシールにすることで、「ああ、あのキャップのワインだな!」と記憶される…はず。
【ラベルに描いてあるNO(ナンバー)の意味~同じワインで、造るごとに番号が変わる!】
①厳しい気候で、ブドウ造りが安定しない。造らない年もあるので、わかるように。
②上記の理由で年号を混ぜる年もある。=年号を書く事が出来ないので、印として。(インポーター資料より)